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J-GLOBAL ID：201902224521849668   整理番号：19A1691764

砕波段波下における流れ場および底面境界層の発達に関する水理実験

EXERIMENTAL STUDY ON FLOW STRUCTURE AND DEVELOPMENT OF BOUNDARY LAYER UNDER TURBULENT BORES

著者 (5件)： 三戸部佑太 (東北学院大学 工学部環境建設工学科) ,  落合潤 (第一建設工業株式会社 山形営業所) ,  田中仁 (東北大学 大学院工学研究科) ,  TINH Nguyen Xuan ,  会田俊介 (東北大学 技術部)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_55-I_60(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 砕波段波下における流れ場および底面境界層の発達過程について調査を行うため,PTVによる流速分布計測を用いた水理実験を実施した.ゲート急開により段波を発生させ,その下の流速分布について初期水深を変えた4つの条件で各5回の試行計測を実施した.発生させた段波波形の再現性は良好である一方で,PTVにより取得した流速分布では特に水面付近の流速に試行ごとの明瞭な差が確認された.砕波段波に伴い水面付近で生じる高流速は乱れに伴う3次元的な構造を持つ.この水面付近の高流速を持つ水塊から静水面下の水に運動量及び乱れが輸送され,水深全体に影響する.取得した流速の鉛直分布から推定した摩擦速度は段波到達直後にピークを持ち,定常抵抗則では記述できない変動特性を持つことが分かった.(著者抄録)

シソーラス用語： 津波 ,  津波遡上 ,  *砕波 ,  *段波 ,  *流れ場 ,  成長段階 ,  *成長 ,  *試験 ,  実験 ,  *境界層 ,  流速計 ,  粒子追跡流速測定 ,  流速分布 ,  特性 ,  計測
準シソーラス用語： PTV【流速計】 ,  水理実験 ,  底面境界層 ,  変動特性 ,  流速分布計測

著者キーワード (6件)： tsunami ,  PTV ,  bed shear stress ,  boundary layer ,  dambreak flow ,  law of resistance

分類 (2件)： 波浪,潮流  (DC06040R) ,  層流,乱流,境界層  (RC10012V)

引用文献 (7件)：

• 1) 今井健太郎,菅原大助,高橋智幸,岩間俊二,田中仁 : 2011年東北津波における北上川河口部の大規模洗掘・堆積に関する数値的検討,土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 71, No. 2, pp. I_247-I_252, 2015.
• 2) 岩渕洋子,杉野英治,今村文彦,都司嘉宣,松岡祐也,今井健太郎,首藤伸夫 : 信頼度を考慮した津波痕跡データベースの構築,土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 68, No. 2, pp. I_1326-I_1330, 2012.
• 3) 高橋智幸,首藤伸夫,今村文彦,浅井大輔 : 掃流砂層・浮遊砂層問の交換砂量を考慮した津波移動床モデルの開発,海岸工学論文集, Vol. 46, pp. 606-610, 1999.
• 4) 藤間功司,首藤伸夫 : ドライベッドを遡上する長波の抵抗則,土木学会論文集,1998巻,399号,pp. 203-212, 1988.
• 5) 下園武範 : 段波下の底面境界層流れに関する実験的研究,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 67,No. 2,pp. I_046-I_050,2011.

タイトルに関連する用語 (7件)： 砕波 ,  段波 ,  流れ場 ,  底面 ,  境界層 ,  発達 ,  水理実験