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J-GLOBAL ID：201902226161507636   整理番号：19A2741053

南鳥島EEZに分布する画期的な新資源・レアアース泥-その資源量と選鉱手法-

The huge potential of REY-rich mud near Minamitorishima Island-its resource amount estimation and mineral processing procedure-

著者 (9件)： 高谷雄太郎 (早稲田大 創造理工) ,  高谷雄太郎 (千葉工大 次世代海洋資源研究セ) ,  高谷雄太郎 (海洋研究開発機構) ,  高谷雄太郎 (東大 大学院工学系研究科・資源フロンティアセ) ,  藤永公一郎 (千葉工大 次世代海洋資源研究セ) ,  藤永公一郎 (東大 大学院工学系研究科・資源フロンティアセ) ,  加藤泰浩 (東大 大学院工学系研究科・資源フロンティアセ) ,  加藤泰浩 (千葉工大 次世代海洋資源研究セ) ,  加藤泰浩 (海洋研究開発機構)
資料名： エネルギーと動力  (Journal of the Japan Energy Association)
巻： 69  号： 293  ページ： 54-63  発行年： 2019年11月15日 
JST資料番号： F0130A  ISSN： 1883-7913  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 5000ppm以上の全レアアース(ランタノイドとイットリウム)含有量を含む深海泥が,2013年に南鳥島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)で発見された。レアアース泥は,その巨大な資源ポテンシャルのため,新しい希土類金属資源として大きな注目を集めている。ここでは,南鳥島EEZの南部(非常に高いレアアース泥が確認された地域)におけるレアアース泥の推定資源量と経済価値を大きく高める選鉱手法について報告する。資源量は全有望海域(2500km²×0~10mbsf)の希土類酸化物の16Mtと推定され,これはY,Eu,Tb,Dyの年間世界需要のそれぞれ780年分,620年分,420年分,730年分に相当する。さらに,液体サイクロン分離器は,高いレアアース含有量(22000ppmまで)を持つ生物源リン酸カルシウム粒子を選択的に回収することを可能にした。巨大な資源量と選鉱の有効性がレアアース泥の開発を強力に後押しする。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *希土類元素 ,  深海堆積物 ,  *海底資源 ,  小笠原諸島 ,  海域 ,  鉱床開発 ,  深海掘削 ,  深さ分布 ,  粒径 ,  *選鉱 ,  液体サイクロン ,  分級 ,  化学組成 ,  粒度分布 ,  南鳥島
準シソーラス用語： EEZ ,  *レアアース泥 ,  *資源量

分類 (2件)： 特殊採掘  (UA05090Y) ,  ふるい分け,分級  (UA07050U)

引用文献 (14件)：

• US Department of the Interior and US Geological Survey. Mineral Commodity Summaries 2018 (US Government Printing Office, 2018)
• Kato, Y. et al. Deep-sea mud in the Pacific Ocean as a potential resource for rare-earth elements. Nat. Geosci., 4, 535-539 (2011)
• 加藤ほか、 レアアース泥は有望な資源か?、 資源地質学会2012年度講演会、 O-11 (2012)
• Iijima, K. et al. Discovery of extremely REY-rich mud in the western North Pacific Ocean. Geochem. J., 50, 557-573 (2016)
• Fujinaga, K. et al. Geochemistry of REY-rich mud in the Japanese Exclusive Economic Zone around Minamitorishima Island. Geochem. J., 50, 575-590(2016)

タイトルに関連する用語 (9件)： 南鳥島 ,  EEZ ,  分布 ,  資源 ,  レアアース ,  泥 ,  資源量 ,  選鉱 ,  手法