文献

J-GLOBAL ID：201902229661358232   整理番号：19A2686191

開放系大気CO₂増加(FACE)実験施設で栽培した2品種のイネの葉におけるシュウ酸塩の含量

Oxalate contents in leaves of two rice cultivars grown at a free-air CO₂ enrichment (FACE) site

著者 (8件)： MIYAGI Atsuko (Saitama Univ., Saitama, JPN) ,  NOGUCHI Ko (Tokyo Univ. Pharmacy and Life Sci., Tokyo, JPN) ,  TOKIDA Takeshi (Inst. for Agro-Environmental Sci., Ibaraki, JPN) ,  USUI Yasuhiro (Hokkaido Agricultural Res. Center, Hokkaido, JPN) ,  NAKAMURAE Hirofumi (Taiyo Keiki Co. Ltd., Tokyo, JPN) ,  SAKAI Hidemitsu (Inst. for Agro-Environmental Sci., Ibaraki, JPN) ,  HASEGAWA Toshihiro (Tohoku Agricultural Res. Center, Iwate, JPN) ,  KAWAI-YAMADA Maki (Saitama Univ., Saitama, JPN)
資料名： Plant Production Science (Web)  (Plant Production Science (Web))
巻： 22  号： 3  ページ： 407-411 (WEB ONLY)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0809A  ISSN： 1349-1008  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 稲藁は家畜の飼料として使用できる。それは家畜では無機質欠乏症の原因となって有害な,可溶性シュウ酸塩を蓄積する。従って,イネの葉のシュウ酸塩の含量を減らして,家畜飼料としての稲藁の使用を増やすことが必要である。多くの植物ではシュウ酸合成経路が報告されている。しかし,イネにおけるシュウ酸の合成経路についてはまだ解明されていない。本研究ではコシヒカリとタカナリの2種類のイネ品種の葉では,シュウ酸の含有量の異なることを見出した。これらの2種類の品種の葉におけるシュウ酸含量の違いは,高いCO₂濃度やあるいは温度条件でも維持された。これらの知見は,シュウ酸の蓄積は遺伝的な基盤に基づくが,CO₂と温度条件には依存しないことを示唆している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *イネ ,  *生体内蓄積 ,  葉 ,  代謝経路 ,  コシヒカリ ,  品種差 ,  二酸化炭素 ,  濃度依存性 ,  温度依存性 ,  環境試験 ,  *カルボン酸塩 ,  稲藁 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： *シュウ酸塩 ,  開放系大気CO2増加実験 ,  タカナリ

分類 (2件)： 物質の代謝  (EH02050Q) ,  稲作  (FC03020C)

物質索引 (1件)： シュウ酸

タイトルに関連する用語 (10件)： 開放系 ,  大気CO2 ,  FACE ,  実験施設 ,  栽培 ,  品種 ,  イネ ,  葉 ,  シュウ酸塩 ,  含量