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J-GLOBAL ID：201902229984666557   整理番号：19A2071803

アーギュメント構成能力を視点としたTIMSS論述式課題の回答分析 -TIMSS2011および2015における水と油の課題-

An Analysis on Students’ Written Answers to TIMSS Science Items in the Viewpoint of Argument Components “Water and Oil” Task in TIMSS2011 and 2015

著者 (4件)： 黒木知佳 (宮崎大学) ,  中山迅 (宮崎大学) ,  猿田祐嗣 (国立教育政策研究所) ,  山本智一 (兵庫教育大学)
資料名： 日本科学教育学会研究会研究報告(Web)  (JSSE Research Report (Web))
巻： 33  号： 2  ページ： 89-92(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U1627A  ISSN： 1882-4684  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,TIMSS2011とTIMSS 2015に同一内容で出題された「水と油課題」を事例として,論述式回答に対する日本の中学生のアーギュメントスキルの特徴を明らかにしようとした.分析結果から,この課題において,日本の中学生は,理科授業での学習を通して習得した科学概念を活用して課題をとらえ,論述することが困難であることが見いだされた.このことから,観察・実験によって得られた証拠を主張と結び付けるために,既に知っている科学的知識を用いて根拠を述べる学習の繰り返しの重要性を指摘した.(著者抄録)

シソーラス用語： 分析 ,  応答 ,  *調査 ,  *構成 ,  能力 ,  *学生 ,  報告 ,  技術
準シソーラス用語： スキル ,  *意見形成 ,  回答 ,  説明 ,  *中学生 ,  *動向調査

著者キーワード (3件)： アーギュメントスキル ,  TIMSS理科論述課題 ,  粒子領域

分類 (1件)： 科学技術教育  (AA04000C)

引用文献 (5件)：

• 経済協力開発機構(OECD)編著 国立教育政策研究所監訳(2016):PISA2015年調査 評価の枠組み -OECD生徒の学習到達調査-, 明石書店.
• 文部科学省(2016):中央教育審議会答申(平成28年12月21日)「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」
• 中山 迅・猿田祐嗣・森本優紀(2018):TIMSS1995理科のスープ課題の論述を対象としたアーギュメント評価の試み,日本科学教育学会年会論文集,42, 349-352.
• 猿田祐嗣・中山 迅(2018):TIMSS1995理科のスープ課題の論述を対象としたアーギュメント評価の日豪比較,日本科学教育学会年会論文集,42, 353.
• 山本智一(2018):主張-証拠-理由付けによって根拠に基づいた表現を促すアーギュメントの指導, 理科の教育, 67, 793, 9-12.

タイトルに関連する用語 (6件)： 能力 ,  視点 ,  回答 ,  分析 ,  水 ,  油