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J-GLOBAL ID：201902233654906326   整理番号：19A2815897

レトロネイザル嗅覚の刺激による摂食物の風味増強システムの改善

Improvement of a Flavor Argumentation System for Intraoral Foods by Stimulating Retronasal Aroma.

著者 (3件)： 石河竜太 (東京工科大 大学院) ,  岡崎翔悟 (東京工科大) ,  井上亮文 (東京工科大)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2019  号： DCC-23  ページ： Vol.2019-DCC-23,No.19,1-7 (WEB ONLY)  発行年： 2019年10月31日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々は,人間が飲食をした際の風味に大きく影響するレトロネイザル嗅覚の刺激を利用して摂食物の風味増強する食器型デバイス「Okanasal」を開発してきた.Okanasalは先端から香料を噴出できる機構を搭載し,ユーザが摂食物を口に入れた瞬間に直接口腔内に香料を噴出することができる.これにより,実際の食事の場面に適した形で,レトロネイザル嗅覚を刺激し,風味を増強することができる.しかし,噴出される香料の種類の入れ替えが手動であり,摂食物に応じて噴出する香料の種類を取り替える必要があった.本稿では,香料を自動で切り替えができる機構を実装し,Okanasalをより食事の場面に適したデバイスにすることを目的とし,改善したデバイスを用いた実験結果について述べる.(著者抄録)

シソーラス用語： *フレーバー ,  *嗅覚 ,  *味覚 ,  香料 ,  着香料 ,  *制御装置 ,  摂食 ,  *物体認識 ,  *システム
準シソーラス用語： *風味 ,  食用香料 ,  *風味増強システム ,  *香料コントローラ ,  *摂食物検出器

分類 (1件)： 食品一般  (FJ01010Y)

引用文献 (5件)：

• 鳴海拓志,谷川智洋, 梶波崇,廣瀬通孝:メタクッキー: 感覚間相互作用を用いた味覚ディスプレイの検討(<特集>香り・人・システム),日本バーチャルリアリティ学会論文誌, Vol. 15, No. 4, pp. 579-588 (2010).
• Lin, Y.-L., Chou, T.-Y., Lieo, Y.-C., Huang, Y.-C. and Han, P.-H.: TransFork: using olfactory device for augmented tasting experience with video see-through head-mounted display, pp. 1-2 (online), DOI: 10.1145/3281505.3281560 (2018).
• Ranasinghe, N., Nguyen, T. N. T., Liangkun, Y., Lin, L.-Y., Tolley, D. and Do, E. Y.-L.: Vocktail: A Virtual Cocktail for Pairing Digital Taste, Smell, and Color Sensations, Proceedings of the 25th ACM International Conference on Multimedia, MM '17, New York, NY, USA, ACM, pp. 1139-1147 (online), DOI: 10.1145/3123266.3123440 (2017).
• 翔悟岡崎,亮文井上,徹 星:レトロネイザル嗅覚の刺激による摂食物の風味増強システムの開発,情報処理学会研究報告(GN),Vol. 2017, No. 8, pp. 1-6 (2017).
• Rozin, P.:“Taste-smell confusions”and the duality of the olfactory sense,Attention, Perception, & Psychophysics, Vol. 31, No. 4, pp. 397-401 (1982).

タイトルに関連する用語 (4件)： 嗅覚 ,  刺激 ,  摂食 ,  風味増強