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J-GLOBAL ID:201902236513000175   整理番号:19A2434917

有機野菜購買層の多様性とセグメンテーション:Basic Human Valuesを用いた類型化をもとに

Segmenting organic consumers based on Basic Human Values: Examination of their diversity
著者 (1件):
資料名:
巻:号:ページ: 12-25  発行年: 2016年10月30日 
JST資料番号: F1142A  ISSN: 1884-5665  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では3種のアンケート調査の結果を用いて有機野菜の購買層の重視するBasic Human Valuesを測定し,ほぼ予想通り,購買層が「安全」「博愛」「慈善」「自主独往」といった価値を強く重視する傾向にあることが確認できた.ただし,「快楽」の価値だけは予想に反して購買層と非購買層との間で有意差は見られなかった.購買層が重視した価値は複数の上位概念にまたがっており,その多様性の背景を探るためにクラスター分析を行ったところ,購買層が大きく1)「安全」を最も重視する層,2)「自主独往」を最も重視する層,3)「快楽」を最も重視する層,4)いずれの価値も重視しないが,比較的「自己高揚」に属する価値を重視する層に分かれることがわかった.クラスター分析の結果より,有機野菜購買層には多様なタイプの人々が含まれると共に,有機野菜の購買動機は複数の価値が関与して複雑に形成されている可能性が示唆された.また,各クラスターには,それぞれデモグラフィック上,ライフスタイル上の特性が見られた.異なる価値を重視している消費者の間では,有機野菜に期待している便益や価値が大きく異なる可能性がある.有機野菜の販売事業者は自らの利用者層に応じたきめ細かな消費者理解の上で販売努力を図っていくことが重要であることを示しているといえよう.(著者抄録)
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分類 (1件):
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農業経済,農業経営 
引用文献 (42件):

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