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J-GLOBAL ID:201902241822828619   整理番号:19A1167306

JAMSTECモデル相互比較プロジェクト(JMIP)

JAMSTEC Model Intercomparision Project (JMIP)
著者 (7件):
資料名:
巻: 28  ページ: 5-34(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: Z0796B  ISSN: 1880-1153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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JAMSTECモデル相互比較プロジェクト(JMIP)は,より優れた天気予報と気候予測に移行する目的で,JAMSTECで開発あるいは運用されている複数のグローバルモデルを系統的に比較する最初の機会を提供する。本報では,大気モデル(AFESとMIROC5),スラブ・オーシャン(板海)(NICAM.12)による大気モデル及び完全結合モデル(SINTEX-F1とSINTEX-F2)から得られた気候シミュレーションを評価した。これらのシミュレーションにおいて,海面温度は観測された過去の値に対して固定され(AFESとMIROC5に対して)またはnudgeされた(NICAM.12,SINTEX-F1及びSINTEX-F2)。基本的な状態,大気のエネルギー収支,温帯低気圧,テレコネクション,アジアモンスーンを含む降水の気候と変動性及びその関連する現象に焦点を当てた。更に,5つのJMIPモデル間の類似性と相違の可能な原因について議論した。JMIPモデルにおける動力学的・物理的パッケージのいくつかまたはほとんどが独立して開発されているが,それらの間に共通のモデルバイアスが見出されている。AFESとMIROC5,及びSINTEX-F1とSINTEX-F2は強い類似性を示した。多くの点で,NICAM.12は,降水,短波放射及び爆弾温帯低気圧の分布,アジア夏季モンスーンの開始などのユニークな特性を示している。ある程度,JMIPモデル間の類似性と相違は結合モデル相互比較プロジェクトのフェーズ-5(CMIP5)モデルの間のそれらと重なり,JMIPがモデルバイアスの機構を研究するためにCMIPの単純で深いバージョンとして使用できることを示唆した。このJMIPフレームワークが週間天気予報から季節スケールの天気予報の相互比較に拡張できることを示唆した;これによりモデリングと観測グループ間の集中的な協力により,より多くの議論が期待される。(翻訳著者抄録)
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