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J-GLOBAL ID：201902244013875249   整理番号：19A1924157

災害を生きる力へのポジティブ心理学的アプローチ -感謝特性との関係に関する検討-

A Positive Psychological Approach to Understanding the Power to Live with Disasters -Assessing the Contribution of Trait Gratitude-

著者 (4件)： 本多明生 (静岡理工科大学情報学部情報デザイン学科) ,  廣瀬悠貴 (八王子メンタルクリニック) ,  杉浦元亮 (東北大学加齢医学研究所) ,  杉浦元亮 (東北大学災害科学国際研究所)
資料名： 地域安全学会論文集(CD-ROM)  (地域安全学会研究発表会論文(CD-ROM))
巻： 33  ページ： 325-332(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： L8359B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人のパーソナリティーは,災害後の弾力的な生活(すなわち,災害を生きる力)を維持するうえで重要な役割を果たす。2つの研究を行い,感謝特性と災害を生きる力との関係を調べた。第一の研究では,参加者に,ビッグファイブインベントリ,感謝特性尺度,および8項目モデルの生きる力尺度を完成させることを求めた。性別とビッグファイブを調整した後の結果は,感謝が,リーダーシップ,他愛性,エチケット,感情抑制,自己超越における相違の主な原因であることを明らかにした。第2の研究は,感謝介入の適用による因果的影響を扱った。感謝特性の影響は再現されたが,この介入は生きる力を変化させず,因果関係に対する支持をもたらさなかった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *災害対策 ,  多重回帰分析 ,  分散分析 ,  *人格 ,  心理テスト
準シソーラス用語： *パーソナリティー ,  パーソナリティテスト ,  重回帰分析

著者キーワード (8件)： 災害とともに生きる力 ,  形質格子 ,  グラティチド介入 ,  大きな5つの人格形質 ,  災害とともに生きる力 ,  形質格子 ,  グラティチド介入 ,  大きな5つの人格形質

分類 (1件)： 災害・防災一般  (RA02010Q)

引用文献 (28件)：

• 1) 杉浦元亮:災害を生きる力の8因子:その認知・脳基盤と計測ツール,信学技報,Vol.117,no.67,ICTSSL2017-16,pp.83-87,2017.
• 2) 文部科学省:学校防災のための参考資料「生きる力」を育む防災教育の展開.
• 3) 佐藤翔輔,杉浦元亮,野内類,邑本俊亮,阿部恒之,本多明生,岩崎雅宏,今村文彦:災害時の「生きる力」に関する探索的研究-東日本大震災の被災経験者の証言から-,地域安全学会論文集,vol.23,pp.1-9,2014.
• 4) 柄谷友香:「被災するということ」への理解と共感-被災地に学び、防災に生かすためのフィールドワーク-,人間生活工学,vol.18,No.2,pp.4-9,2017.
• 5) Sugiura,M.,Sato,S.,Nouchi,R.,Honda,A.,Abe,T.,Muramoto,T.,Imamura,F.:Eight personal characteristics associated with The power to live with disaster as indicated by survivors of the 2011 Great East Japan Earthquake Disaster. PLoS ONE ,vol.10,No.7,e0130349,2015.

タイトルに関連する用語 (3件)： 災害 ,  力 ,  心理学的アプローチ