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J-GLOBAL ID：201902248082740304   整理番号：19A2488036

球状コンクリーションのSr同位体比による地質年代決定とその意義

著者 (2件)： 吉田英一 (名古屋大 博物館) ,  淺原良浩 (名古屋大 大学院環境学研究科)
資料名： Isotope News (Web)  (Isotope News (Web))
号： 765  ページ： 6-9 (WEB ONLY)  発行年： 2019年10月 
JST資料番号： U0894A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・海底の堆積岩中から産出する緻密で硬く,多くの場合球状の岩塊である球状コンクリーションは方解石を主成分とするが,従来不明であったその形成機構について解説。
・主成分の炭酸カルシウムの炭素は生物由来で,Caは海水中から濃集するがその際にSrも濃集されるので,Sr⁸⁷/Sr⁸⁶同位体分析により年代測定が可能。
・ツノガイコンクリーションと無化石コンクリーションのSr同位体分析では,互いに同じ同位体比を示すことから,いずれも1702±27万年の地質年代に属すことが判明。

シソーラス用語： *団塊 ,  球状 ,  *同位体存在比 ,  *地質年代 ,  堆積岩 ,  海底 ,  方解石 ,  炭酸カルシウム ,  カルシウム ,  化石 ,  層序 ,  *ストロンチウム同位体 ,  年代層序 ,  *ストロンチウム同位体比
準シソーラス用語： *Sr同位体比

分類 (1件)： その他の同位体年代測定  (MC03012G)

引用文献 (10件)：

• Yoshida, H., et.al., Scientific Reports 5:14123 | doi: 10.1038/srep14123(2015)
• Yoshida, H., et.al., Scientific Reports 8:6308 | doi: 10.1038/s41598-018-24205-5(2018)
• Yoshida, H., et al., Scientific Reports 9:1003 | doi: 10.1038/s41598-019-38593-9(2019)
• Holland, H. D., et al., Geochim. Cosmochim. Acta, 28, 1287-1301(1964)
• McArthur, J. M., et al., Journal of Geology, 109, 155-170(2001)

タイトルに関連する用語 (4件)： 球状 ,  コンクリーション ,  Sr同位体比 ,  地質年代