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J-GLOBAL ID：201902249553171732   整理番号：19A2078172

グラフェンナノリボンの前駆体設計と構造制御

Precursor design for bottom-up synthesis of graphene nanoribbons

著者 (2件)： 成田明光 (マックス・プランク高分子研) ,  成田明光 (沖縄科学技術大学院大)
資料名： 応用物理  (JSAP International)
巻： 88  号： 9  ページ： 608-612  発行年： 2019年09月10日 
JST資料番号： F0252A  ISSN： 0369-8009  CODEN： OYBSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： グラフェンナノリボン(GNR)はグラフェンを細長いリボン状にした擬1次元ナノカーボン材料であり,その化学構造に依存して特異な電気的,光学的,磁気的な性質を示す.近年,特定の有機分子を前駆体として用いたボトムアップ合成により,さまざまな構造をもつGNRの合成が次々と報告されている.本稿では,金属表面上でのGNRボトムアップ合成について解説し,新しい前駆体の設計とGNRの構造制御に関して最近の研究成果を紹介する.直近ではアームチェア型とジグザグ型の異なるエッジ構造を併せもつGNRを合成することで,特異なトポロジカル電子状態が発現することが明らかとなった.(著者抄録)

シソーラス用語： *ナノ構造 ,  *リボン結晶 ,  *前駆体 ,  表面 ,  *基板 ,  コンダクタンス ,  状態密度 ,  紫外スペクトル ,  可視スペクトル ,  光伝導 ,  低次元系 ,  炭素材
準シソーラス用語： アームチェア構造 ,  *グラフェンナノリボン ,  ジグザグ構造 ,  トポロジカル状態 ,  擬一次元系 ,  局所状態密度 ,  *金基板 ,  構造制御 ,  紫外可視スペクトル ,  微分コンダクタンス

分類 (2件)： 薄膜成長技術・装置  (BK14020I) ,  固体デバイス材料  (NC03020K)

引用文献 (30件)：

• 佐藤信太郎 : 応用物理 87, 732 (2018).
• A. Bianco, Y. Chen, Y. Chen, D. Ghoshal, R.H. Hurt, Y.A. Kim, N. Koratkar, V. Meunier, and M.T. Maldonado: Carbon 132, 785 (2018).
• W. Xu and T.-W. Lee: Mater. Horiz. 3, 186 (2016).
• X.-Y. Wang, A. Narita, and K. Müllen: Nat. Rev. Chem. 2, 0100 (2017).
• A. Narita, Z. Chen, Q. Chen, and K. Müllen: Chem. Sci. 10, 964 (2019).

タイトルに関連する用語 (4件)： グラフェンナノリボン ,  前駆体 ,  設計 ,  構造制御