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J-GLOBAL ID:201902250630008135   整理番号:19A0714922

新規小分子SIRT2阻害剤は白血病細胞株における細胞死を誘導する【JST・京大機械翻訳】

Novel small molecule SIRT2 inhibitors induce cell death in leukemic cell lines
著者 (8件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 791  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7305A  ISSN: 1471-2407  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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サーチュイン2(SIRT2)は,細胞周期制御,神経変性,および腫瘍形成の調節に関与するサーチュインファミリー,ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド+依存性デアシルアーゼのメンバーである。SIRT2発現は急性骨髄性白血病芽細胞で増加する。siRNAを用いたSIRT2のダウンレギュレーションはHeLa細胞のアポトーシスを引き起こす。したがって,SIRT2の選択的阻害剤は癌の治療薬候補である。成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL)は,予後不良で,ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV)-1による長期感染後に発生するT細胞悪性腫瘍である。サーチュイン1阻害はHTLV-1感染細胞系においてアポトーシスとオートファジーを誘導することが示されているが,SIRT2阻害単独の効果は解明されていない。白血病細胞死を誘導するための小分子選択的SIRT2阻害剤NCO-90/141の有効性を評価した。細胞生存率を細胞増殖試薬細胞計数試薬SFを用いて調べた。アポトーシス細胞をアネキシンV-FITC及び末端デオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼdUTPニック末端標識アッセイによりフローサイトメトリーにより検出した。カスパーゼ活性はAPOPCYTO無細胞カスパーゼ活性検出キットを用いて検出した。自食性液胞の存在を,Cyto-ID Autophagy検出キットを用いて評価した。著者らの新規小分子SIRT2特異的阻害剤NCO-90/141はHTLV-1形質転換T細胞を含む白血病細胞株の細胞増殖を阻害した。NCO-90/141は白血病細胞系においてカスパーゼ活性化とミトコンドリアスーパーオキシド産生を介してアポトーシスを誘導した。しかし,カスパーゼ阻害剤はこのカスパーゼ関連細胞死を防止しなかった。興味深いことに,NCO-90/141はオートファゴソーム蓄積と共にLC3-IIレベルを増加させ,自食細胞死を示した。従って,NCO-90/141は同時にアポトーシスとオートファジーを引き起こした。これらの結果は,NCO-90/141が自食作用を介して,カスパーゼ依存性または非依存性に白血病細胞に対して非常に効果的であり,ATLを含む白血病の治療のための新しい治療的可能性を有する可能性があることを示唆する。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
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細胞生理一般  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
引用文献 (49件):

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