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J-GLOBAL ID：201902251077110302   整理番号：19A1924145

2017年7月九州北部豪雨における福祉施設の避難行動と今後の情報活用に対する考察

Evacuation Action and Information Utilization among Welfare Facilities for the July 2017 Northern Kyushu Heavy Rainfall

著者 (5件)： 波多野頼子 (防災科学技術研究所) ,  飯塚聡 (防災科学技術研究所) ,  中谷剛 (防災科学技術研究所) ,  三隅良平 (防災科学技術研究所) ,  鈴木真一 (防災科学技術研究所)
資料名： 地域安全学会論文集(CD-ROM)  (地域安全学会研究発表会論文(CD-ROM))
巻： 33  ページ： 207-214(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： L8359B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは,2017年7月5日の九州北部における激しい豪雨に対する朝倉市の福祉施設の対応を調査した。避難行動と情報利用についてのアンケートは,周辺河川の水位と気象情報から判断して,2つの施設が相次いで避難したにもかかわらず,市長によって発令された「避難準備・高齢者等避難開始」に従って避難した施設は無かったことを示している。公的避難情報と比較して,施設周辺の浸水や地すべりなどの情報は,避難する福祉施設の大部分にとってより重要であると思われる。また,施設の約半分は,家への道路が浸水し閉鎖されているので,多くのデイケアタイプの利用者を施設内に避難させていることが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 豪雨 ,  *社会福祉施設 ,  *避難 ,  情報利用 ,  アンケート ,  気象情報
準シソーラス用語： 防災気象情報

著者キーワード (8件)： 2017年7月の豪雨 ,  福祉施設 ,  避難 ,  情報 ,  2017年7月の豪雨 ,  福祉施設 ,  避難 ,  情報

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (12件)：

• 1) 朝倉市:平成29年7月5日からの大雨による災害対応・被害状況について(第350報), http://www.city.asakura.lg.jp/www/contents/1521762737087/index.html.
• 2) 西尾祐吾,大塚保信,古川隆司:災害時要援護者,災害福祉とは何か-生活支援体制の構築に向けて-­,10-24,ミネルヴァ書房,2010.1.
• 3) 内閣府・防災情報のページ:平成28年台風第10号災害を踏まえた課題と対策の在り方(報告)(平成28年12月26日公表), http://www.bousai.go.jp/oukyu/hinankankoku/guideline/guideline_2016.html.
• 4) 内閣府・防災情報のページ:避難勧告等に関するガイドライの改訂(平成28年度), http://www.bousai.go.jp/oukyu/hinankankoku/h28_hinankankoku_guideline/index.html.
• 5) 国土交通省:要配慮者利用施設の管理者等の避難確保計画の作成等の義務化について(平成29年6月), http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mzukokudo02_tk000001.html.

タイトルに関連する用語 (5件)： 九州 ,  豪雨 ,  福祉施設 ,  避難行動 ,  情報活用