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J-GLOBAL ID：201902255981739606   整理番号：19A2895874

市街化調整区域の規制緩和を手段とした空家利活用を目的とする開発許可制度設計のあり方に関する一考察 市街化調整区域内空家の賃貸利用を許容する用途変更許可に着目して

A study on System Design for efficient use of Vacant House by Deregulation of Development Permission System Focus on permission for use change for allowing Rental use of Vacant House in Urbanization Control Area

著者 (3件)： 松川寿也 (長岡技術科学大学) ,  中出文平 (長岡技術科学大学) ,  樋口秀 (新潟工科大学)
資料名： 都市計画論文集(CD-ROM)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (CD-ROM))
巻： 54  号： 3  ページ： 907-914(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： G0606B  ISSN： 1348-284X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,市街化調整区域の空家の賃貸化を目的とする開発許可制度に着目する。本制度を運用する新潟県,高知県,福岡市,松江市,東近江市の開発許可制度を対象として調査し,以下の知見を得ることができた。(1)開発許可制度を緩和して空家の賃貸を認める制度は,改正運用指針の発令以前からも設計されていたこと。(2)空家の賃貸を許可する開発審査会基準を定めた一方で,新たな住宅ストックの認める開発許可制度も制定されていること。(3)開発許可条例により,空家の賃貸を従来から許容する43条許可の用途変更許可は少ないこと。(4)空家の賃貸化を認める開発許可条例の区域内にも修繕を必要とする空家が多数あること。(著者抄録)

シソーラス用語： 都市計画区域 ,  *都市計画法 ,  制度 ,  規制緩和 ,  *賃貸住宅 ,  再利用 ,  都市政策 ,  事例研究 ,  都市デザイン ,  地域活性化 ,  地方都市 ,  市街化調整区域 ,  *空き家 ,  条例
準シソーラス用語： *開発許可 ,  用途変更【建物】 ,  制度設計

著者キーワード (10件)： 市街化調整区域 ,  開発許可制度 ,  開発審査会基準 ,  開発許可条例 ,  43条許可 ,  Urbanization Control Area ,  Development Permission System ,  Standard for Submitting to Development Investigation Committee ,  Development Permission Ordinance ,  Article 43 Permission

分類 (1件)： 開発,再開発,都市整備  (RD02030V)

引用文献 (6件)：

• 1) 浅野純一郎・藤原郁恵(2010)「地方都市における開発許可条例の導入効果とその効果に関する研究」,都市計画論文集,No.45-3,pp.685-690
• 2) 眞島俊光・川上光彦・埒正浩・片岸将広(2012)「市街化調整区域における開発許可条例による土地利用の規制誘導の実態と課題に関する研究」,都市計画論文集,No.47-3,pp.439-444
• 3) 松川寿也(2017)「都市計画法指定区域の縮小に向けた取組み」,都市縮小時代の土地利用計画(所収),学芸出版社,pp.72-80
• 4) 齋藤勇貴・松川寿也・丸岡陽・中出文平・樋口秀(2018)「立地適正化計画策定都市での開発許可制度の方針と運用に関する研究」,都市計画論文集,No.53-3,pp.1123-1129
• 5) 松川寿也・丸岡陽・中出文平・樋口秀(2018)「自己用限定型3411条例としながらも著しい市街化を許容した宇都宮市での住宅開発の特徴と集約型都市政策への影響に関する一考察」,都市計画論文集,No.53-3,pp.1130-1137

タイトルに関連する用語 (11件)： 市街化調整区域 ,  規制緩和 ,  空家 ,  活用 ,  開発 ,  許可 ,  制度設計 ,  賃貸 ,  許容 ,  用途変更 ,  着目