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J-GLOBAL ID:201902259297436690   整理番号:19A0544039

資源管理には,日本における低い資源量のニシン,Clupea pallasiiの産卵地の保護と拡大が不可欠である。自然生息地に設置した人工海藻と漁網におけるニシン卵の出現と発達を観察した。2年間,自然生息地の人工海藻において産卵および卵は見られなかった。一方,人工海藻と定置網の漁網では1年で4回の産卵と1000000個以上の卵が観察された。人工海藻上の卵のほぼ100%が受精され,孵化したが,漁網から採取された卵の約20%は,発達中の卵密度や試料採取時の外部刺激により死亡した。したがって,人工海藻によるニシンの産卵場の保護や拡大のためには,定置網における産卵に焦点を合わせることがおそらく効率的であろう。定置網への人工海藻の設置に加えて,定置網における代用可能な産卵基材の開発がより効果的である可能性があった。

Utilization of Artificial Seaweed and Fishing Net as Spawning Bed of Pacific Herring Clupea Pallasii in Natural Habitats
著者 (7件):
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巻: 55  号:ページ: 193-197  発行年: 2019年02月15日 
JST資料番号: F0449B  ISSN: 0916-7617  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本における低資源量のニシン,Clupea pallasiiの資源管理には,産卵地の保護と拡大が不可欠である。自然生息地に設置した人工海藻と漁網におけるニシン卵の出現と発達を観察した。2年間,自然生息地の人工海藻において産卵および卵は見られなかった。一方,人工海藻と定置網の漁網では1年で4回の産卵と1000000個以上の卵が観察された。人工海藻上の卵のほぼ100%が受精され,孵化したが,漁網から採取された卵の約20%は,発達中の卵密度や試料採取時の外部刺激により死亡した。したがって,人工海藻によるニシンの産卵場の保護や拡大のためには,定置網における産卵に焦点を合わせることがおそらく効率的であろう。定置網への人工海藻の設置に加えて,定置網における代用可能な産卵基材の開発がより効果的である可能性があった。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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魚類  ,  水産土木  ,  増養殖の技術 
引用文献 (15件):
タイトルに関連する用語 (28件):
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