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J-GLOBAL ID：201902260800292129   整理番号：19A2888015

革新的CO₂分離システム開発を指向した自己熱補償型ソフトMOF複合材料の探求

著者 (1件)： 田中秀樹 (信州大 先鋭領域融合研究群 先鋭材料研)
資料名： JXTG Technical Review  (JXTG Technical Review)
巻： 61  号： 3  ページ： 94-99  発行年： 2019年11月25日 
JST資料番号： F0910A  ISSN： 2433-5797  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・CO₂のゲート吸着を示すソフトMOFの一種であるELM-II([Cu(BF₄)₂4,4′-bipyridine)₂]_n)のCO₂吸着速度の測定とモデル化,CO₂分離性能および自己熱補償能の評価,高分子バインダーによるペレット化の紹介。
・約10sで完了するELM-11のCO₂吸着速度およびCO₂ガス圧が高くなるほど大きくなるELM-11の構造変形速度。
・CO₂/CH₄分離において従来型吸着剤HKUST-1より9.5倍大きいELM-IIのCO₂選択係数。
・ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドンとELM-11との複合化カプセル状ペレットによるCO₂吸着量の向上の確認。

シソーラス用語： *吸着 ,  吸着剤 ,  *ガス分離 ,  吸着速度 ,  二酸化炭素 ,  ポリビニルアルコール ,  ポリビニルピロリドン ,  粘結剤 ,  アルカン
準シソーラス用語： *二酸化炭素吸着

分類 (1件)： 吸着,イオン交換  (XD02060I)

物質索引 (1件)： メタン

引用文献 (17件)：

• D’Alessandro, D. M., Smit, B. & Long, J. R.; Carbon dioxide capture: Prospects for new materials. Angew. Chem. Int. Ed. 49, 6058-6082 (2010).
• Kenarsari, S. D. et al.; Review of recent advances in carbon dioxide separation and capture. RSC Advances 3, 22739 (2013).
• Liu, J., Thallapally, P. K., McGrail, B. P., Brown, D. R. & Liu, J.; Progress in adsorption-based CO₂ capture by metal-organic frameworks. Chem. Soc. Rev. 41, 2308-2322 (2012).
• Horike, S., Shimomura, S. & Kitagawa, S.; Soft porous crystals. Nat. Chem. 1, 695-704 (2009).
• Mason, J. A. et al.; Methane storage in flexible metal-organic frameworks with intrinsic thermal management. Nature 527, 357-361 (2015).

タイトルに関連する用語 (7件)： CO2 ,  開発 ,  自己 ,  熱補償 ,  ソフト ,  MOF ,  複合材料