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J-GLOBAL ID：201902262352510463   整理番号：19A0294446

表示を担保する分析技術 食品表示のための非破壊計測技術

Analytical Techniques for Proper Food Labeling Nondestructive Measurement Techniques for Food Description

著者 (1件)： 池羽田晶文 (農業・食品産業技術総合研究機構)
資料名： Foods & Food Ingredients Journal of Japan  (Foods & Food Ingredients Journal of Japan)
巻： 224  号： 1  ページ： 46-53  発行年： 2019年01月01日 
JST資料番号： S0046A  ISSN： 0919-9772  CODEN： FFIJER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 消費者需要に応えた品質保証活動を実行する上で,表示の食品記述は正確な評価と選別結果を伝える重要な媒体である。しかしながら,産地判別,異物汚染の検出と成分定量の化学分析には多大な時間が必要である。しかしながら,これら従来の破壊分析は抜き取り検査であり,全数検査ではない;したがって,迅速な非破壊計測技術が強く必要とされている。現在行われている全数検査の非破壊計測技術の代表事例は,近赤外分光分析による果実の糖含量の等級付け,穀物の主要成分の定量,可視化画像を用いた農産物の形状と色彩の評価,およびX線画像による異物(金属)の検出である。本稿では,特に分光学的手法に関する非破壊計測技術の研究動向をレビューする;食品表示の関連キーワードに対応する近赤外,ラマン,蛍光,テラヘルツ分光法,およびハイパースペクトル画像:同定,判別,偽装,真正性等。本レビューでは,最近強く求められている機能性成分のような微量成分の測定についても言及した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *非破壊測定 ,  *スペクトロスコピー ,  *品質表示 ,  品質保証 ,  食品成分 ,  食品分析 ,  鑑別 ,  近赤外分光分析 ,  技術 ,  X線画像 ,  Raman分光分析 ,  蛍光分析 ,  テラヘルツ波 ,  スペクトル画像 ,  全数検査 ,  キーワード ,  化学分析
準シソーラス用語： 研究動向 ,  *非破壊計測 ,  *分光法 ,  *食品表示 ,  産地判別 ,  異物混入 ,  可視化技術 ,  蛍光分光分析法 ,  テラヘルツ ,  ハイパースペクトル画像

分類 (2件)： 食品の検査・取締り  (FJ01054G) ,  分光分析  (CC03012W)

引用文献 (39件)：

• 第4章 機能性成分の分析・測定技術の現状調査,“機能性表示食品の起業社ニーズに応える技術情報の整理”,農林水産・食品産業振興協会編,2016.
• G. Downey Eds. “Advances in Food Authenticity Testing (1st Ed)” Woodhead Publishing, 2016.
• “ケモメトリックス-化学パターン認識と多変量解析(コンピュータ・ケミストリーシリーズ)”,宮下芳勝,佐々木慎一,共立出版,1995.
• “近赤外分光法(分光法シリーズ)”,尾崎幸洋,講談社,2015.
• J. S. Ribeiroa, M. M. C. Ferreira and T. J. G. Salva, Talanta, 83, 1352-1358 (2011).

タイトルに関連する用語 (4件)： 担保 ,  分析技術 ,  食品表示 ,  非破壊計測