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J-GLOBAL ID：201902263518487675   整理番号：19A1955568

屋内環境での大規模MIMO分散アンテナシステムにおけるアンテナ選択に関するスループット評価

Throughput Evaluation of Antenna Selection in Indoor Massive MIMO Distributed Antenna Systems

著者 (5件)： 島屋早希 (北大 大学院情報科学院/研究院) ,  西村寿彦 (北大 大学院情報科学院/研究院) ,  大鐘武雄 (北大 大学院情報科学院/研究院) ,  小川恭孝 (北大 大学院情報科学院/研究院) ,  萩原淳一郎 (北大 大学院情報科学院/研究院)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 119  号： 90(RCS2019 37-100)(Web)  ページ： 25-29 (WEB ONLY)  発行年： 2019年06月12日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 第5世代移動通信システム(5G)では,高速かつ大容量化の実現に向けて,数十,あるいは数百本以上の基地局アンテナ素子を使用する大規模MIMOシステムの実装が検討されている.大規模MIMOシステムにおいて,基地局アンテナを複数のサブアレーに分割し,分散して配置する分散アンテナシステムが検討されている.本稿では,屋内環境での分散アンテナシステムを想定し,特定のアンテナを選択,使用しないものとし,残りのアンテナでビーム形成を行う.使用しないアンテナ素子を設けることで,将来的にシステムの電力消費量の削減や,ウエイト行列の次元を減少させて計算コストを削減することを期待している.今回は,レイトレーシング法によって取得した基地局とユーザ間のチャネルを用い,全てのアンテナを使用したも場合とスループットを比較する.その結果,アンテナを選択することで使用するアンテナを減らしても特性の劣化を無視できる程度とすることができることを確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： 移動通信 ,  屋内環境 ,  MIMOシステム ,  システム ,  分散系 ,  選択 ,  *ビーム成形 ,  光線追跡 ,  *スループット
準シソーラス用語： アンテナ選択 ,  大規模MIMO ,  第5世代移動通信システム ,  分散アンテナシステム

分類 (2件)： 移動通信  (ND08030H) ,  アンテナ  (ND06000M)

引用文献 (9件)：

• “2020年以降の5G無線アクセスにおける要求条件と技術コンセプト,” ドコモ5Gホワイトペーパー,株式会社 NTT ドコモ, Sep. 2014.
• 小林崇春,澤本敏郎,瀬山崇志,伊達木隆,関宏之,小林一成,箕輪守彦,須山聡,奥村幸彦,“5G超高密度セルにおける協調ビームフォーミングの検討と屋内実験,” 信学技報, vol. 115, no. 2, RCS2015-18, pp. 95-100, Apr. 2015.
• 筒井正文,安藤和明,秋山千代志,伊達木隆,関宏之,箕輪守彦,奥山達樹,須山聡,奥村 幸彦,“5G超高密度分散アンテナシステムにおける広帯域 MU-MIMO 伝送特性の屋内実験検証,” 信学技報, vol. 115, no. 396, RCS2015-30, pp. 131-136, Jan. 2016.
• 奥山達樹,須山聡,増野淳,奥村幸彦,椎崎耕太郎,秋山千代志, 筒井正文,関宏之,箕輪守彦,“5G SHF帯超高密度分散アンテナシステムにおける屋内外伝搬実験結果を用いたアンテナ構成に対する特性評価,” 信学技報, vol. 116, no. 479, RCS2016-311, pp. 133-138, Mar. 2017.
• 鈴木裕也,西村寿彦,大鐘武雄,小川恭孝,“屋内環境のマルチユーザ大規模MIMOシステムにおけるアンテナアレーの分散配置に関する検討” 信学技報, vol. 117, no. 103, RCS2017-71, pp. 127-132, June. 2017.

タイトルに関連する用語 (6件)： 屋内環境 ,  大規模MIMO ,  分散アンテナシステム ,  アンテナ選択 ,  スループット ,  評価