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J-GLOBAL ID：201902264342469893   整理番号：19A2893912

工場排水試験方法(JIS K 0102)(2019)の改正概要-アルキル水銀と六価クロムの分析-

著者 (3件)： 田尾博明 (産業技術総合研 四国セ) ,  重田香織 (産業技術総合研 つくばセ) ,  中里哲也 (産業技術総合研 つくばセ)
資料名： 工業用水  (Journal of Industrial Water)
号： 657  ページ： 34-40  発行年： 2019年11月20日 
JST資料番号： G0127A  ISSN： 0454-1545  CODEN： KOYOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・2119年に改正された工場排水試験方法(JIS K 0102)の概要を紹介。
・今回の改正では,2013年と2016年の改正に続き,省力化・低環境負荷・利便性向上のために新技術を導入。
・1)フェノール類・フッ素化合物・全シアンとアンモニウムイオンの蒸留操作に小型蒸留装置を導入。
・2)アンモニウムイオンの測定法として試薬調整が容易なサルチル酸塩を用いるインドフェノール青吸光光度法を付属書から本体に移行。
・3)ナトリウムとカリウムの測定法としてICP発光分光分析法を採用し他金属との一斉分析を可能化。
・4)アルキル水銀化合物の測定方法としてガスクロマトグラフィー質量分析法を採用し,放射線源を使用せずに分析可能化。
・5)六価クロムの測定方法として液体クロマトグラフィー誘導結合質量分析法を採用して操作を簡易化。
・本解説では,このうち4)と5)について,分析原理や実試料に適用する場合の留意点を詳細解説。

シソーラス用語： *工場廃水 ,  省力化 ,  取込 ,  *有機水銀化合物 ,  *六価クロム ,  GC-MS分析 ,  LC-MS分析 ,  水質試験 ,  先端技術 ,  環境影響 ,  化学分析 ,  改変 ,  汎用性
準シソーラス用語： アルキル水銀化合物 ,  ガスクロマトグラフィー質量分析法 ,  液体クロマトグラフィー/質量分析 ,  法改正

分類 (2件)： 産業廃水処理  (SC03080D) ,  水質調査測定一般  (SB02060X)

引用文献 (5件)：

• 工場排水試験方法(追補1),JIS K 0102:2019.
• K. Shigeta, H. Tao, K. Nakagawa, T. Kondo, T. Nakazato, Anal. Sci., 34, 227-233 (2018).
• J. Weiss, O. Shpigun, 4 CATION-EXCHANGE CHROMATOGRAPHY (HPIC), in Handbook of Ion Chromatography, 3 Volume Set, p.478, Wiley, 2016.
• K. Shigeta, A. Fujita, T. Nakazato, H. Tao, Anal. Sci., 34, 925-932 (2018).
• ISO/TS 19620: 2018, Water quality: Determination of arsenic(III) and arsenic(V) species.

タイトルに関連する用語 (7件)： 工場排水 ,  試験方法 ,  JIS ,  概要 ,  アルキル水銀 ,  六価クロム ,  分析