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J-GLOBAL ID：201902265560424955   整理番号：19A1696657

パイプライン型Wave-Front-FetchグラフカットシステムのFPGA実装

著者 (4件)： 吉永直史 (長崎大 大学院工学研究科) ,  釜坂僚 (長崎大 大学院工学研究科) ,  柴田裕一郎 (長崎大 大学院工学研究科) ,  小栗清 (長崎大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 119  号： 18(RECONF2019 1-19)(Web)  ページ： 91-96 (WEB ONLY)  発行年： 2019年05月02日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： グラフカットはエネルギー最小化問題を解く手法の一つで,主に画像処理の分野で利用されている。近年,3次元グリッドグラフのグラフカットの研究が行われているが,ソフトウェアアルゴリズムでは処理に長い時間を要する。FPGAでの実装研究もあるが,資源使用量が膨大である。このことから,処理時間と資源使用量の双方を考慮したアーキテクチャを実装する必要がある。これらの問題の解決策として,パイプライン型Wave-Front-FetchアルゴリズムをFPGAで実装した。129×129×16ノードのグラフで処理時間21ms,フレームレートで,約49fpsとなり,ソフトウェアライブラリの約20倍の高速化を達成した。(著者抄録)

シソーラス用語： 画像処理 ,  最適化 ,  アルゴリズム ,  立体視 ,  *FPGA ,  高速化 ,  資源 ,  最大流問題 ,  *パイプライン処理 ,  *グラフ ,  並列処理
準シソーラス用語： エネルギー最小化 ,  グラフカット ,  ステレオビジョン ,  計算資源

分類 (2件)： 汎用演算制御装置  (JC04020N) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (10件)：

• B.M. Smith, L. Zhang, and H. Jin, “Stereo matching with nonparametric smoothness priors in feature space,” Proc. IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition (CVPR), pp.485-492, 2009.
• O. Woodford, P. Torr, I. Reid, and A. Fitzgibbon, “Global stereo reconstruction under second-order smoothness priors,” IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, vol.31, no.12, pp.2115-2128, 2009.
• K. Oguri and Y. Shibata, “A new stereo formulation not using pixel and disparity models,” arXiv:1803.01516 [cs.CV], 2018.
• E.A. Dinits, “Algorithm of solution to problem of maximum flow in network with power estimates,” Doklady Akademii Nauk SSSR, vol.194, no.4, p.754, 1970.
• J. Edmonds and R.M. Karp, “Theoretical improvements in algorithmic efficiency for network flow problems,” Journal of the ACM (JACM), vol.19, no.2, pp.248-264, 1972.

タイトルに関連する用語 (4件)： パイプライン ,  WAVE ,  グラフカット ,  FPGA実装