抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アンケート食品アクセスは高齢者の購買環境を理解するためのキーである。通常,食品アクセスは高齢者の家庭と彼らの最も近い生鮮食品店の間の距離に基づいて簡単に計算される。農林水産省はこの方式を用いて,日本中の食品アクセスマップを作成した。しかしながら,これらのマップは異なる店舗で入手可能な異なる食品を示さない。本研究の目的は健康に良い摂食指標ショッピングバスケット(HEISB)に対する食品のアベイラビリティを用いる新しい食品アクセスマップを開発することである。最初に,3つのタイプのHEISBを開発した。すなわち,生鮮食品(33品目),加工食品(49品目)及び即席食品(3品目)である。検討した食品小売店のタイプはスーパーマーケット,コンビニエンスストア,ドラッグストア,ディスカウントストア及び移動販売店であり,それぞれは著者らの研究地域に位置していた。第2に,これらの店舗型における食品のアベイラビリティを用いて,3つの新しいタイプの食品アクセスマップを開発し,3種のHEISB型を供給した。3つのHEISB型の食品アベイラビリティは店舗型により劇的に異なった。生鮮食品については,すべてのスーパーマーケットと移動販売店が高いアベイラビリティを示し,いくつかのコンビニエンスストアは中間レベルのアベイラビリティを有し,他の店舗型でのアベイラビリティは非常に低かった。しかしながら,加工食品に関して,スーパーマーケット,コンビニエンスストア及びドラッグストアを含む多くの店舗は高いアベイラビリティを示した。即席食品に関して,ほとんどの店舗は求める食品の80%以上のアベイラビリティを示した。近年,高齢日本人は加工食品及び即席食品の消費を大きく増大してきた。したがって,これらの新しい食品アクセスマップは,高齢者の食品購買環境のより正確な表示を提供するだろう。(翻訳著者抄録)