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J-GLOBAL ID：201902266825695633   整理番号：19A0610704

耐熱合金・生体合金として開発がすすむ4族・5族・6族元素からなるハイエントロピー合金の凝固組織

Solidification Microstructure of High Entropy Alloys Composed With 4 Group (Ti, Zr, Hf), 5 Group (V, Nb, Ta), and 6 Group (Cr, Mo, W) Elements

著者 (4件)： 永瀬丈嗣 (大阪大学超高圧電子顕微鏡センター) ,  水内潔 (大阪産業技術研究所) ,  當代光陽 (新居浜工業高等専門学校環境材料工学科) ,  中野貴由 (大阪大学大学院工学研究科)
資料名： まてりあ  (Materia Japan)
巻： 58  号： 2  ページ： 78(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： F0163A  ISSN： 1340-2625  CODEN： MTERE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・Ti-Nb-Ta-Zr-X(X=V,Mo,W)HEAの凝固組織を,熱力学計算との対応の観点から明らかにした成果を報告。
・Ti-Nb-Ta-Zr-Mo合金は,超多成分系合金であるにも関わらず,液相線/固相線はMo濃度に対して極めて単調な変化を示すと共に,単純な等軸デンドライト組織を示すことを確認。
・BCC固溶体の晶出を仮定した分配係数keの熱力学計算を行った結果,デンドライトおよびデンドライト樹間における元素の分配が,熱力学計算とよく一致することが判明。
・HEAでの「液相線・固相線のみを仮定した熱力学計算」と「顕微鏡法による凝固組織観察」の融合は,多成分固溶体が形成されるのかという本質を明らかにする点からも極めて重要。

シソーラス用語： タンタル合金 ,  チタン含有合金 ,  ニオブ含有合金 ,  ジルコニウム含有合金 ,  モリブデン添加合金 ,  *多成分系 ,  *凝固組織 ,  耐熱合金 ,  医用素材 ,  第6族元素 ,  第5族元素 ,  第4族元素 ,  計算 ,  *熱力学 ,  結晶構造 ,  樹枝状結晶 ,  分配係数 ,  液相線 ,  固相線 ,  顕微鏡観察
準シソーラス用語： *高エントロピー合金 ,  熱力学計算

著者キーワード (4件)： high entropy alloy (HEA) ,  solidification ,  electron probe micro analyzer ,  thermodynamic calculation

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  金属系の相平衡・状態図  (CB03012T)

引用文献 (4件)：

• (1) M. Todai, T. Nagase, T. Hori, A. Matsugaki, A. Sekita and T. Nakano: Scr. Mater., 129(2017), 65-68.
• (2) S.P. Wang and J. Xu: Mater. Sci. Eng. C, 73(2017), 80-89.
• (3) T. Nagase, M. Todai, T. Hori and T. Nakano: J. Alloy. Comp., 753(2018), 412-421.
• (4) T. Nagase, K. Mizuuchi and T. Nakano: Reports of the 171th JFS meeting, (2018), 24.

タイトルに関連する用語 (7件)： 耐熱合金 ,  生体 ,  合金 ,  開発 ,  6族元素 ,  エントロピー ,  凝固組織