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J-GLOBAL ID：201902269029934692   整理番号：19A2894115

農法が異なる野菜畑土壌に施用した有機物の肥料効果の違い

著者 (1件)： 唐澤敏彦 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究セ)
資料名： 再生と利用  (下水汚泥資源利用協議会誌)
巻： 43  号： 162  ページ： 55-60  発行年： 2019年11月30日 
JST資料番号： L7115A  ISSN： 0387-0332  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・慣行栽培の土壌と有機栽培の土壌で,土壌微生物の活性や施用有機物からの養分有効化の速度を比較するため,窒素の無機化速度を農法(有機・慣行・転換中)間で比較。
・有機栽培を継続すると土壌微生物の活性が高まり慣行土壌より窒素が速やかに無機化されるとの仮説に基づき,3種類の土壌セットで比較。
・つくば市内の有機栽培,転換中,および慣行の各圃場から土壌を採取してその理化学性を調査。
・有機物の施用履歴が少ない慣行土壌では,有機物を施用しても有機土壌に比べて窒素の無機化が遅いことを確認し,施用有機物からの養分の効き難さが関係することを示唆。

シソーラス用語： 有機農法 ,  *有機質肥料 ,  土壌微生物 ,  生物活性 ,  無機化 ,  窒素 ,  圃場 ,  有機質土 ,  *肥効 ,  *野菜 ,  栽培
準シソーラス用語： 慣行栽培 ,  窒素無機化 ,  土壌微生物活性 ,  *野菜栽培

分類 (1件)： 施肥法・肥効  (FB05030Y)

引用文献 (10件)：

• FAO/WHO.2013.有機的に生産される食品の生産、 加工、表示及び販売に関するガイドライン.CAC/GL32-1999.農林水産省訳
• 猪俣敏郎.2009.有機農業の土づくりの実態と解析.有機農業研究者会議2009資料集.1-18.
• Karasawa、T.、M. Takebe、F. Sato、M. Komada、K. Nagaoka、M. Takenaka、Y. Urashima、S. Nishimura、S. Takahashi and N. Kato. 2015. Trends of lettuce and carrot yields and soil enzyme activities during transition from conventional to organic farming in an Andosol. Soil Science and Plant Nutrition、61、295-311.
• 唐澤敏彦・長岡一成・浦嶋泰文・橋本知義.2018a.有機栽培野菜畑土壌における施用有機物の窒素無機化特性 I.有機栽培・転換中・慣行栽培の土壌に添加した米ぬかからの窒素無機化量の違い.土肥誌.89、321-325.
• 唐澤敏彦・須賀有子・浦嶋泰文・橋本知義.2018b.有機栽培野菜畑土壌における施用有機物の窒素無機化特性 II.有機・慣行栽培の土壌における窒素無機化量の資材間の比較.土肥誌.89、326-329.

タイトルに関連する用語 (4件)： 野菜 ,  畑土壌 ,  有機物 ,  肥料