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J-GLOBAL ID:201902273583919459   整理番号:19A0385258

多成分集積を指向した合成のためのアライン化学

Synthetic Aryne Chemistry toward Multicomponent Coupling
著者 (5件):
資料名:
巻: 77  号:ページ: 145-162  発行年: 2019年02月01日 
JST資料番号: F0383A  ISSN: 0037-9980  CODEN: YGKKAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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高度に反応性の高い炭素-炭素三重結合を有するアリーンは,種々の多置換アレーンを調製するのに有用な多数の効力のある中間体である。アリーンの合成的有用性をさらに高めるために,それぞれフェニルまたはシリルメチルGrignard試薬を用いたo-スルフィニルアリールトリフラートおよびo-ヨードアリールトリフラートからのアリーン生成のための新規な方法を含む,アリーン中間体が関与する広範な合成法を開発した。これらの方法により,アリールトリフラート,アニリン類,及びベンゾヘテロ環化合物のような多様な多置換アレーンの容易な合成を可能にする新しいタイプのアリーン中間体の生成が可能になった。また,スルフィルイミンを用いたチオアミノ化,および従来法により達成することが困難な種々のo-シリルアリールトリフラート型アリーン前駆体を調製するためのいくつかの方法のような,アリーン前駆体を経由してC-SまたはC-P結合形成が関与するいくつかの新規変換を開発した。これらの方法が,モジュール合成による多様な範囲のマルチトリアゾール類,および多置換o-(アリールチオ)アニリンの調製に有用であることを実証した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (1件):
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五員複素環化合物一般 
引用文献 (450件):
  • 1) The number of papers on aryne chemistry was counted using Web of Science Core Collection (Thomson Reuters) on July 28, 2018, [topic: “*benzyne* OR *aryne* OR *pyridyne* OR *naphthalyne* OR *quinolyne* OR *indolyne*”; publication type: article, note, letter; category: chemistry]
  • 2) (a) Dehydrobenzene and Cycloalkynes, ed. by R. W. Hoffmann, Academic Press, New York, (1967)
  • (b) I. Tabushi, H. Yamada, J. Synth. Org. Chem., Jpn., 28, 667 (1970)
  • (c) H. Yoshida, Nucleophilic Coupling with Arynes, in Comprehensive Organic Synthesis (Second Edition), ed. by P. Knochel, G. A. Molander, Elsevier, Amsterdam, vol. 4, pp 517-579 (2014)
  • (d) H. Yoshida, Aryne-Based Multicomponent Reactions, in Multicomponent Reactions in Organic Synthesis, eds. by J. Zhu, Q. Wang, M.-X. Wang, Wiley-VCH, Weinheim, pp 39-71 (2015)
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