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J-GLOBAL ID：201902273997193021   整理番号：19A1929075

溶融池形成および繰返し弾塑性解析を活用した継手の疲労き裂発生寿命評価

ASSEEEMENT OF FATIGUE CRACK INITIATION LIFE OF JOINTS BY USING WELD POOR AND CYCLIC PLASTICITY ANALYSIS

著者 (6件)： 堤成一郎 (大阪大学 接合科学研究所) ,  清川裕樹 (大阪大学 接合科学研究所) ,  FINCATO Riccardo (大阪大学 接合科学研究所) ,  荻野陽輔 (大阪大学 大学院工学研究科) ,  平田好則 (大阪大学 未来戦略機構) ,  浅井知 (大阪大学 大学院工学研究科)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_337-I_347(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 溶接部の疲労強度向上のため付加溶接やピーニング処理などが行われ,その効果は実験的に明らかにされている.一方,時間やコストの制約からその検証には限界がある.特に,溶接時の入熱量や姿勢,ねらい位置等の溶接プロセス条件によって溶接ビード形状は大きく変化するため,それぞれの要因が疲労寿命に与える影響は明らかになっているとは言い難い.そこで本研究では,近年開発が進められている溶接プロセスを模擬可能な溶融池形成解析と疲労荷重に伴う局所的な弾塑性応答を予測可能な非線形FEM解析の両者を用いて付加溶接プロセス条件が継手の疲労寿命に与える影響を評価した.具体的には溶融池形成解析から得られるビード形状および熱履歴を反映した繰返し弾塑性解析を行い,得られた結果を用いて疲労き裂発生寿命を評価することにより,付加溶接条件との関係を考察した.(著者抄録)

シソーラス用語： 鋼構造 ,  溶接構造物 ,  溶接部 ,  *疲れ強さ ,  疲れ亀裂 ,  亀裂発生 ,  *疲れ寿命 ,  溶融池 ,  疲れ荷重 ,  弾塑性解析 ,  溶接条件 ,  数値解析 ,  有限要素法 ,  *溶接継手
準シソーラス用語： 非線形FEM解析

著者キーワード (3件)： Welding Pool Simulation ,  Elasto-plastic FE Analysis ,  Fatigue Crack Initiation

分類 (2件)： 金属構造  (RA04050W) ,  溶接設計,溶接構造物  (WC07140A)

引用文献 (36件)：

• 三木千寿, 坂野昌弘, 舘石和雄, 福岡良典: 鋼橋の疲労損傷事例のデータベースの構築とその分析, 土木学会論文集, 392, 403-410, 1988.
• 中尾嘉邦, 大重広明, 野井伸悟: 高張力鋼多層盛溶接熱影響部の組織分布 -多層盛溶接熱影響部の組織分布と靱性に関する研究(第1報)-, 溶接学会論文集, 3(4), 766-773, 1985.
• 松本理佐, ロッケンバッハ浄, 石川敏之, 服部篤史, 河野広隆:鋼床版デッキプレート・Uリブ・横リブ交差部の疲労強度向上工法, 構造工学論文集 Vol.63A, 2017.
• 冨永知徳, 三木千壽, 高橋健, 糟谷正, 森影康:低温変態溶接材料を用いた既設鋼橋の疲労強度向上工法の研究, 土木学会論文集, No.759/1-67, 355-367, 2004.
• 山本元道, 篠崎賢二, 置田大記, 門格史:ホットワイヤ・レーザ法によるすみ肉溶接継手の欠陥防止および疲労強度延伸, 溶接技術, 6, 58-63, 2016.

タイトルに関連する用語 (6件)： 溶融池 ,  弾塑性解析 ,  活用 ,  継手 ,  疲労き裂発生 ,  寿命評価