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J-GLOBAL ID:201902276628158077   整理番号:19A2830186

ヒノキのおがくずとモノテルペン類のトリメチルアミンに対する消臭効果

Deodorizing Effect of Japanese Cypress (Chamaecyparis obtusa) Sawdust and Monoterpenes on Trimethylamine
著者 (5件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 416-422  発行年: 2019年11月25日 
JST資料番号: S0864A  ISSN: 1348-2904  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ヒノキ(Chamaecyparis obtusa)のおがくずとモノテルペン類であるリモネン,α-ピネンそしてβ-ピネンはトリメチルアミンに対し消臭効果を示した.トリメチルアミン濃度は,おがくずの増量に伴い減少することがわかり,製材所で生じるおがくずが魚臭の除去に有効であることを示した.ヒノキの精油成分をGC-MSで分析したところ,リモネン,α-ピネンそしてβ-ピネンなどの揮発性のモノテルペン類が検出された.また,それらはトリメチルアミンに対し消臭効果を有し,中でもβ-ピネンが最も効果的であった.モノテルペンの消臭メカニズムの解析をNMRと電荷計算の実験により行った.NMRの実験から,どのモノテルペンにおいてもトリメチルアミンと弱いながらも相互作用していることが示唆された.また,モノテルペン分子の中で,最も低磁場シフトしたプロトンは二重結合のプロトンであった.モノテルペンの電荷計算から,二重結合のプロトンは他のプロトンに比べより大きな正電荷を持つ事がわかった.これらのことから,モノテルペンの正電荷がトリメチルアミンの持つ負電荷を攻撃し,その結果モノテルペンの電荷の変化や小さな構造変化を引き起こしていることが考えられた.これが,モノテルペン類のトリメチルアミンに対する消臭メカニズムの一因である可能性が示された.(著者抄録)
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分類 (2件):
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精油,香料  ,  木材化学 
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