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J-GLOBAL ID:201902278629094409   整理番号:19A0955950

重要文化的景観に選定された温泉地の景観形成に関わる法制度の運用実態

Actual management condition regarding the legal system for conserving cultural landscapes in hot spring areas designated as Important Cultural Landscapes
著者 (3件):
資料名:
巻: 82  号:ページ: 663-668  発行年: 2019年03月29日 
JST資料番号: F0408A  ISSN: 1340-8984  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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温泉地は日本おける重要な観光地である。温泉地における景観を保存し,地域資源を活用することは温泉地を活性化するために重要である。2005年の文化財保護法改正により,重要文化的景観が文化財の一分類に加えられた。重要文化的景観を保存する法制度は,温泉地の活性化を支援する政策の一つである。大分県別府市の鉄輪温泉と明礬温泉は,2012年に重要文化的景観に指定された。本研究の目的は,大分県別府市のこれら2つの温泉地における文化的景観を保存するための法的システムに関する実際の運用状況を検証することにある。本研究による主要な知見は,湯けむり(白い湯気)・温泉地景観は,(a)景観法による一般的な景観計画区域と比べて厳しい基準,(b)湯けむり発生の促進に寄与する規制緩和,(c)届け出制度における形態的特性や生業への影響の程度に配慮した運用,によって保存されていることである。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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分類 (2件):
分類
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景観  ,  観光,レクリエーション 
引用文献 (23件):
  • 1) 日本温泉総合研究所:日本の温泉データ:HP http://www.onsen-r.co.jp/data/onsen.html, 2017.5.5更新,2018.9.17閲覧
  • 2) 渡辺貴史(2013):温泉地における主体の関わりと空間形成の関係の変遷:ランドスケープ研究77(3),218-222
  • 3) 自然等の地域資源を活かした温泉地の活性化に関する有識者会議(2017):自然等の地域資源を活かした温泉地の活性化に向けた提言~「新・湯治-ONSEN stay」の推進~:環境省,12pp
  • 4) 本研究では,景観の定義を,本研究の目的が重要文化的景観に係る法制度の運用実態を検証する点にあることから,文化財保護法による文化的景観の定義に準じるものとする。
  • 5) 本研究では,先行研究6)にもとづき,凍結的な維持を含意する保存ではなく,歴史的な価値を尊重した一定の変化の許容を含意する保全を用いる。なお得られたデータにて保存が用いられている場合には,保存を用いる。
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