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J-GLOBAL ID：201902279056417804   整理番号：19A0955982

北海道のフードバンク団体による食品調達先の確保と活動の維持

Securing Food Suppliers and Maintaining Activities by Food Bank Groups in Hokkaido

著者 (1件)： 栗林賢 (北海道教育大学准教授)
資料名： E-Journal GEO (Web)  (E-Journal GEO (Web))
巻： 13  号： 2  ページ： 463-472(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0152A  ISSN： 1880-8107  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,廃棄されるはずの食品を企業などから収集し,食品の支援を必要とする生活困窮者などに再分配するフードバンク団体の活動が活発になってきている.しかし,地方に立地する団体の多くは東京に立地するセカンドハーベスト・ジャパン(以下,2HJ)からの食品の転送によって活動を維持できている状況にある.そこで本研究では,2HJからの転送を受けてこなかったフードバンク団体がどのようにして食品調達先を確保し,活動を維持してきたのかを,東京から遠距離にある北海道に立地するフードバンク団体を事例に明らかにした.その結果,事例としたフードバンク団体の中でも,活動を開始する以前から近接する他団体との繋がりを有していた団体は,活動初期から食品提供を受けたり,調達先を紹介してもらっていた.一方で,他団体との繋がりを有していなかった事例でも,調達方法の工夫や活動の周知によって食品調達先を確保し,活動を維持できていることもわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *社会福祉 ,  北海道 ,  食品 ,  *食品廃棄物 ,  *食品流通 ,  集団
準シソーラス用語： *フードバンク ,  *食品ロス ,  フードバンク団体

著者キーワード (10件)： フードバンク活動 ,  フードバンク団体 ,  食品ロス ,  食品調達 ,  北海道 ,  food bank activities ,  food bank group ,  food loss ,  food procurement ,  Hokkaido

分類 (1件)： 食品一般  (FJ01010Y)

引用文献 (9件)：

• 大原悦子 2008.『フードバンクという挑戦--貧困と飽食のあいだで』岩波書店.
• 小林富雄 2012.フードバンク活動における食品ロスの再分配と流通機能--セカンドハーベスト名古屋のケーススタディと欧米韓との比較分析.農業市場研究21(1): 35-41.
• 小林富雄 2015.『食品ロスの経済学』農林統計出版.
• 佐藤順子 2016.日本におけるフードバンク活動の現在.福祉教育開発センター紀要13: 201-216.
• 佐藤みずほ・中野 冠 2016.わが国におけるフードバンク活動の実態と食育の観点から見た課題.日本食育学会誌10(1): 31-40.

タイトルに関連する用語 (5件)： 北海道 ,  フードバンク ,  食品 ,  調達 ,  活動