文献

J-GLOBAL ID：201902283724201070   整理番号：19A2428487

郊外ニュータウンにおける親子の近居

Parent-child Proximity Residence in a Suburban New Town

著者 (3件)： 松岡貴大 (大阪大学大学院工学研究科) ,  松本邦彦 (大阪大学大学院工学研究科) ,  澤木昌典 (大阪大学大学院工学研究科)
資料名： 日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集(Web)  (Proceedings of the City Planning Institute of Japan, Kansai Branch (Web))
巻： 17  ページ： 25-28(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U1188A  ISSN： 2189-8081  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高度成長期の大都市への人口集中に対応すべく郊外に整備されたニュータウン(NT)では,少子・高齢化が急速に進行している。こうした中で,都市再生機構や多くの地方自治体による親子の近居の促進施策が見られている。本研究は,近居世帯の居住地選択の傾向と,親子間交流の特徴を明らかにすることを目的とし,北摂三田NTの居住者に対しアンケート調査を実施した。その結果,子がNT内に居住する親との近接性を考慮しながらもNT周辺に居住する傾向や,現在の親子間の時間距離が短いほど,子は選択時に親との近接性を考慮している傾向が見られた。また,親子の年齢により親子間交流の内容や頻度が異なることや,高頻度な子への育児支援や相互の生活支援が可能となっていることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *新都市 ,  *都市郊外 ,  *家族 ,  *住居地区 ,  社会福祉
準シソーラス用語： ニュータウン ,  郊外 ,  親子 ,  居住地区 ,  近接性 ,  育児支援 ,  生活支援 ,  ライフステージ

著者キーワード (6件)： 親子の近居 ,  ニュータウン ,  親子間交流 ,  Parent-child proximity residence ,  New town ,  Parent-child interaction

分類 (2件)： 住居地域計画一般  (RD03010G) ,  都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (8件)：

• 1) 大月敏雄(2014)”近居の広がりを捕捉する”. 大槻敏雄・住総研「近居」, pp.24-34, 学芸出版社
• 2) 樋野公宏・石井儀光・関口達也・馬場弘樹(2018)「遠郊外住宅地における近居の実態と意義-埼玉県日高市こま武蔵台を対象として-」, 日本建築学会計画系論文集, Vol.83, No.750, pp.1497-1504
• 3) 松川尚子(2019)「〈近居〉の社会学-関西都市圏における親と子の居住実態-」, pp.49-143, ミネルヴァ書房
• 4) 香川貴志(2011)「少子高齢社会における親子近接別居への展望-千里ニュータウン南千里駅周辺を事例として-」, 人文地理, Vol.63, No.3, pp.209-228
• 5) 金由羅・藤岡泰寛・加藤仁美・山口剛史・大原一興(2016)「郊外住宅団地における親族近居世帯の外出行動の特徴に関する研究-親族近居世帯間の相互支援に着目して-」 ,日本建築学会計画系論文集, Vol.81, No.728, pp.2163-2172

タイトルに関連する用語 (3件)： 郊外 ,  ニュータウン ,  親子