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J-GLOBAL ID：201902284459044313   整理番号：19A0098784

窯元とその家族の目を通した陶芸の里・小鹿田皿山の景観とその評価

LANDSCAPE REPRESENTATION AND EVALUATION OF THE VILLAGE OF ONTA POTTERY THROUGH THE EYES OF POTTERS

著者 (4件)： 山下三平 (九州産業大学 建築都市工学部都市デザイン工学科) ,  丸谷耕太 (金沢大学 人間社会研究域人間科学系) ,  林珠乃 (龍谷大学 理工学部環境ソリューション工学科) ,  大森洋子 (久留米工業大学 建築・設備工学科)
資料名： 土木学会論文集 D1(景観・デザイン)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. D1 (Architecture of Infrastructure and Environment) (Web))
巻： 74  号： 1  ページ： 51-62(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0105B  ISSN： 2185-6524  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は伝統工芸の重要文化的景観地である小鹿田皿山を対象とし,窯元/家族の実存的景観の表象と評価を調べ,この地と関連が深い小石原皿山と比較して,窯業/伝統工芸の里の文化的景観の保全・活用に寄与すべき知見を得ることを目的とした.写真投影法による調査の結果,小鹿田焼の窯元と家族にとっての実存的な景観は,作業様相,人間,道具類,活動場,屋内外の作業をつなぐ中間領域等によって特徴づけられることがわかった.また小鹿田では生業者/生活者自身の内なるまなざしが,小石原では窯元/家族が想定する来訪者の外からのまなざしが,景観表象に投影されやすいと推察された.以上より内なるまなざしが地元に明瞭に確認される場合,景観の観光利用の視線に相反することについて,地域計画/管理の上で,留意が必要であることが指摘された.(著者抄録)

シソーラス用語： *景観 ,  芸術 ,  陶磁器 ,  工芸品 ,  技術 ,  *窯業 ,  保全 ,  主題分析 ,  作業 ,  家族
準シソーラス用語： 陶芸 ,  伝統工芸 ,  文化的景観 ,  コンテンツ分析 ,  風景

著者キーワード (5件)： folk art movement ,  traditional craftwork ,  sustainability ,  phases of work ,  pottery

分類 (1件)： 景観  (RD04010N)

引用文献 (16件)：

• 1) 山下三平,丸谷耕太,内山忠,栗田融:陶芸の里・小石原皿山の景観表象の把捉と評価-実存的景観論の試み,土木学会論文集D1(景観・デザイン),Vol. 73, No. 1, pp. 1-20, 2017.
• 2) 羽田新:小鹿田焼の産地構造と窯元,明治学院論叢,No. 542, pp. 1-43, 1994.
• 3) 濱田琢司:維持される産地の伝統-大分県日田市小鹿田陶業と民芸運動,人文地理,Vol. 54, No. 5, pp. 1-21, 2002.
• 4) 小鹿田焼の里文化的景観保存計画策定委員会:小鹿田焼の里文化的景観保存計画(第三版),日田市教育庁文化財保護課,2010.
• 5) 山口知恵,松本将一郎,西村徳明:小鹿田焼の里皿山における伝統的な生業の持続と文化的景観の保全に関する研究,日本建築学会計画系論文集,Vol. 74, No. 644, pp. 2215-2222, 2009.

タイトルに関連する用語 (3件)： 家族 ,  景観 ,  評価