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J-GLOBAL ID：201902284608032570   整理番号：19A2487586

分子複合による耐熱性樹脂材料の開発

著者 (3件)： 市瀬英明 (長崎県工技セ) ,  里見暢子 (佐世保工高専) ,  古川信之 (佐世保工高専)
資料名： 長崎県工業技術センター研究報告  (Reports of Industrial Technology Center of Nagasaki)
号： 48  ページ： 32-35  発行年： 2019年10月01日 
JST資料番号： Y0766B  ISSN： 0916-6726  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポリヒドロキシウレタンは,側鎖に水酸基が存在することにより,ガラス転移温度の向上や基材表面への密着性,ガスバリア性の向上が期待される。とくに本県においては,産業集積度が高いシート材やライニング材等の分野において「密着性」と「耐水・防水性」を両立する合成樹脂材料として期待が高い。しかし,ポリヒドロキシウレタンは実用上の耐熱温度が十分ではないなどの課題もある。そこで,本研究では,ポリヒドロキシウレタンの耐熱性向上を目指して,分子構造のネットワーク化を検討した。すなわち,三官能型エポキシ樹脂を基材として,対応する三官能環状カーボネートを合成した。次いで,三官能環状カーボナート化合物と各種脂肪族ジアミン類との反応により,フィルム形成能を有するネットワーク型ポリヒドロキシウレタンが得られることを明らかにした。また,フィルム成形したポリヒドロキシウレタンの熱機械的特性,及び化学的耐熱性に及ぼす脂肪族鎖長の影響を検証した。(著者抄録)

シソーラス用語： *ポリウレタン ,  改質 ,  分子複合材料 ,  ポリカーボネート ,  化学合成 ,  製膜 ,  流延成形 ,  ガラス転移点 ,  耐熱性 ,  *ポリヒドロキシウレタン

分類 (2件)： ポリウレタン  (YH07130G) ,  その他の高分子の反応  (CG03040H)

引用文献 (9件)：

• N. Kihara and T. Endo, J. Org. Chem., 58, 6198 (1993).
• 遠藤剛, 落合文吾, 化学, 63, 34 (2008).
• 遠藤剛, 落合文吾, 日本接着学会誌, 45, 118 (2009).
• H. Tomita, F. Sanda, and T. Endo, J. Polym. Chem. Part A: Polym. Chem., 39, 851 (2001).
• N. Kihara, Y. Kushida, and T. Endo, J. Polym. Sci. Part A: Polym. Chem., 34, 2173 (1996).

タイトルに関連する用語 (4件)： 分子 ,  耐熱性 ,  樹脂材料 ,  開発