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J-GLOBAL ID：201902284803580224   整理番号：19A2626331

都市緑地管理活動に伴う投入作業量とCO₂排出量の特徴-名古屋市での事例研究-

Study on characteristics of the CO₂ emissions and labor input in urban green space management-a case in Nagoya City

著者 (3件)： 川口暢子 (名古屋大 未来材料・システム研) ,  林希一郎 (名古屋大 未来材料・システム研) ,  藤井実 (環境研)
資料名： 環境共生  (Journal of Human and Environmental Symbiosis)
巻： 35  ページ： 18-29  発行年： 2019年09月30日 
JST資料番号： L5453A  ISSN： 1346-3489  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,CO₂排出量(tCO₂/年/ha)(CO₂e)及び都市緑地管理活動の労力(LI)として労働時間(時/年/ha)を低炭素都市緑地管理のために見積もった。CO₂eとLIは,LC-CO₂分析法を用いて,「機械生産」と「機械利用(作業機械・輸送車両)」の緑地保全活動に関する利害関係者への聞き取り調査を基に見積もった。本研究の結果から,名古屋市の事例研究として以下が示唆される。第一に,機械生産と輸送燃料消費の比較において,緑地での現場保全活動の燃料消費中のCO₂e量が高い。二番目に,LIが高い独立住宅はCO₂eが低い。他方,公園,商業や工業地区はCO₂eが高い。最後に,CO₂eと労働時間の空間分布を見積もり,都市規模で図示した。高いCO₂eのメッシュ群は都市域の周辺に位置していた。CO₂eとLIの高いメッシュ群には公園利用があった。低LIで高CO₂eのメッシュ群は,商業,工業,道路及び集合住宅の土地利用であった。高LIで低CO₂eのメッシュ群には独立住宅があった。低LI低CO₂eのメッシュ群は,私有森林土地利用があった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *緑地 ,  管理 ,  労働時間 ,  *二酸化炭素排出量 ,  事例研究 ,  愛知県 ,  社会 ,  面接調査 ,  質量 ,  *土地利用 ,  ライフサイクル ,  分析 ,  環境保全 ,  行動
準シソーラス用語： ステークホルダ ,  ライフサイクルCO2 ,  空間分析 ,  低炭素社会 ,  *都市緑地 ,  燃料消費 ,  保全活動 ,  名古屋

分類 (2件)： 土地利用一般,地域制  (RD02010Z) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (23件)：

• 雨宮 護 (2010): 公園緑地の計画と管理, ランドスケープ研究 74(1), pp11-15, 日本造園学会
• 山田 和司・浦田 啓充 (2001) : 民有緑地消失の現状と原因の検証に関する研究, ランドスケープ研究 64(5), pp871-874, 日本造園学会
• 国立社会保障・人口問題研究所 (2018): 日本の地域別将来推計人口 (平成30 (2018) 年推計) 平成27 (2015) ~57 (2045) 年-, pp8-10, 国立社会保障・人口問題研究所.
• Strohbach W.M., Haase D. (2012): Above-ground carbon storage by urban trees in Leipzig, Germany: Analysis of patterns in a European city, Landscape and Urban Planning, Volume 104, Issue 1, pp 95-104.
• 加我 宏之 (2009): 緑地・環境, 都市計画 58(5), pp100-106, 公益社団法人日本都市計画学会

タイトルに関連する用語 (6件)： 都市緑地 ,  活動 ,  投入作業 ,  CO2排出量 ,  名古屋 ,  研究