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J-GLOBAL ID:201902285496530691   整理番号:19A2328550

冬の嵐の季節におけるナミノリソコエビ Haustorioides japonicus(甲殻綱:端脚目)とヒメスナホリムシ Excirolana chiltoni(甲殻綱:等脚目)の砂浜の個体群の死亡率の推定

Estimates of mortality in sandy beach populations of Haustorioides japonicus (Amphipoda: Crustacea) and Excirolana chiltoni (Isopoda: Crustacea) during winter storm seasons
著者 (6件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 180-188(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: L3253B  ISSN: 1880-8247  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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砂浜海岸の生息場所は,主に物理的な環境因子によって制御されている。本研究では,砂浜の埋在性フクロエビ上目の個体群に及ぼす冬の嵐の影響を調べた。日本海沿岸における新潟の風雨に曝された砂浜海岸と佐渡の護岸された砂浜海岸の2か所の対照的な地域を選択した。2年間にわたり,砂浜海岸の生息場所が頻繁に撹乱された強い嵐の時期(秋と冬)に焦点を合わせて,フクロエビ上目2種,ナミノリソコエビ Haustorioides japonicusとヒメスナホリムシ Excirolana chiltoniの死亡率の地域差を調べた。結果は以下のことを示した:(1)風雨に曝された砂浜海岸(新潟)の死亡率は護岸された砂浜海岸(佐渡)よりも有意に高かった;(2)2009~2010年の死亡率は2008~2009年の死亡率より有意に高かった;(3)死亡率は,これら2種間で有意差がなかった。これら2か所の研究地点間で,堆積物の粒度,分級度,および砂浜の傾斜には差異がなかった。嵐の季節の卓越波は北西からであり,新潟の砂浜は直接風雨に曝された。さらに,平均波高は2008~2009年より2009~2010年で高かった。したがって,波動擾乱の変動が2種における死亡率変動の主因であると考えられた。気候変動の予測シナリオによると,将来,波の増大が増加する可能性にあることから,これら砂浜海岸の埋在性動物の死亡率や局所的な絶滅の潜在的リスクを増加させるであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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魚類以外の水産動物  ,  個体群生態学 
引用文献 (41件):
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