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J-GLOBAL ID：201902286542309887   整理番号：19A1518082

アルミニウム線材の繰返し曲げ変形における結晶格子回転と疲労亀裂形成

Crystal lattice rotation and fatigue crack generation in aluminum wire under cyclic bending deformation

著者 (3件)： 池谷隼人 (矢崎部品) ,  梅澤修 (横浜国大 大学院工学研究院) ,  福富洋志 (放送大 神奈川学習セ)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 69  号： 6  ページ： 302-308  発行年： 2019年06月30日 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 4Nアルミニウムワイヤについて,繰返し曲げによって発達した試片表面上の結晶粒界段差と主応力軸に約45度傾いた結晶粒界上に生成した疲れ亀裂の間の関係を考察した。結晶粒中の滑り帯によって誘起された結晶粒界近傍での結晶格子回転が,近隣結晶粒との歪不一致をもたらした。結晶粒界に沿った剪断変形により,個々の結晶粒界段差は合体しそして結晶粒界微小亀裂を形成し,疲れ亀裂発生と成長をもたらす。歪不一致は,粒界近傍での10度を超える結晶回転に付随する結晶粒と結晶回転がほぼ無い結晶粒との間の結晶粒界において発達する。一次滑り系のみが活動できるとする近似に基づき,結晶滑り変形による段差高さを結晶粒界近傍での格子回転から推定している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *アルミニウム ,  純金属 ,  *変形 ,  曲げ変形 ,  回転 ,  結晶粒界 ,  *亀裂発生 ,  金属線 ,  疲れ亀裂成長
準シソーラス用語： 格子回転 ,  *繰返し変形 ,  純アルミニウム ,  *疲れ亀裂発生

分類 (1件)： 金属材料  (HC05020S)

引用文献 (13件)：

• 1) 大聖泰弘:IATTS Review,(2008).
• 2) 近田敏弘:軽金属,38(1988),118-125.
• 3) 池谷隼人,梅澤 修,福富洋志:軽金属,68(2018),243-249.
• 4) P. J. E. Forsyth: Acta Metall., 11 (1963), 703-715.
• 5) W. A. Wood, S. McK. Cousland and K. R. Sargant: Acta Metall., 11 (1963), 643-652.

タイトルに関連する用語 (5件)： アルミニウム ,  線材 ,  曲げ変形 ,  結晶格子 ,  疲労亀裂