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J-GLOBAL ID:201902291918825584   整理番号:19A0788859

Plasmodium okinetesの結晶体に局在するpHドメイン含有蛋白質の同定【JST・京大機械翻訳】

Identification of a PH domain-containing protein which is localized to crystalloid bodies of Plasmodium ookinetes
著者 (10件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 466  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7332A  ISSN: 1475-2875  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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マラリア防除と根絶プログラムの成功のためには,蚊ベクターによる寄生虫伝染を減少させることが必須である。寄生虫感染血液を与えられた蚊の中腸において,性期寄生虫は中腸上皮細胞を横断し,基底層に隣接して存在する運動性卵細胞に発達する。従って,卵動原体は,蚊ベクターにおける寄生虫ライフサイクルを破壊するための伝染遮断ワクチンの有望な標的である。しかしながら,卵母細胞の形成と上皮細胞の浸潤の分子機構は完全には解明されていない。結晶体と呼ばれるユニークな構造は,電子顕微鏡により卵細胞質で同定されているが,その生物学的機能は不明のままである。コムギ胚芽無細胞系を用いて,Plasmodium yoeliiの結晶体特異的PHドメイン含有蛋白質(PyCryPH)と命名された新規分子の組換え蛋白質を合成した。PyCryPHに対する特異的ウサギ抗体を得て,性段階寄生虫発生時のPyCryPHの発現と局在化を特性化した。さらに,PycryPHノックアウト寄生虫を標的遺伝子破壊により発生させ,蚊期寄生虫発生におけるPyCryPH機能を調べた。特異抗体を用いたウェスタンブロットおよび免疫蛍光アッセイは,PyCryPHが接合子および卵母細胞で特異的に発現されることを示した。免疫電子顕微鏡により,PyCryPHが結晶体内に局在することを示した。破壊されたPycryPH遺伝子を持つ寄生虫は正常に卵母細胞に発達し,中腸の基底層上にオーシストを形成した。加えて,唾液腺に存在するスポロゾイトの数は野生型寄生虫のそれに匹敵した。シグナルペプチドとPHドメインを含むCryPHは,主に接合子と卵母細胞で発現し,P.yoeliiの結晶様体に局在する。CryPHは典型的な結晶体の出現前に小胞様構造に蓄積する。他の既知の結晶体局在蛋白質とは異なり,CryPHはLAP/CCPファミリー蛋白質の多重ドメイン構造特性を持つように見えない。CryPHはマラリア原虫,Babesia,Theileria,およびクリプトスポリジウムの間で高度に保存されているが,PyCryPHは,蚊体における侵入性の卵動原体およびスポロゾイトの発生には不可欠である。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
分類
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微生物検査法  ,  分化,増殖,成長,生殖  ,  免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  ,  遺伝子発現 
引用文献 (70件):
  • Cell Microbiol; The cell biology of malaria infection of mosquito: advances and opportunities; RE Sinden; 17; 2015; 451-466; 10.1111/cmi.12413; citation_id=CR1
  • J Eukaryot Microbiol; The journey of malaria sporozoites in the mosquito salivary gland; PF Pimenta, M Touray, L Miller; 41; 1994; 608-624; 10.1111/j.1550-7408.1994.tb01523.x; citation_id=CR2
  • Int J Parasitol; Efficiency of salivary gland invasion by malaria sporozoites is controlled by rapid sporozoite destruction in the mosquito haemocoel; JF Hillyer, C Barreau, KD Vernick; 37; 2007; 673-681; 10.1016/j.ijpara.2006.12.007; citation_id=CR3
  • J Protozool.; Penetration of the mosquito (Aedes aegypti) midgut wall by the ookinetes of Plasmodium gallinaceum; M Torii, K Nakamura, KP Sieber, LH Miller, M Aikawa; 39; 1992; 449-454; 10.1111/j.1550-7408.1992.tb04830.x; citation_id=CR4
  • Trends Parasitol.; Spreading the seeds of million-murdering death: metamorphoses of malaria in the mosquito; LA Baton, LC Ranford-Cartwright; 21; 2005; 573-580; 10.1016/j.pt.2005.09.012; citation_id=CR5
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