特許
J-GLOBAL ID:201903000593124765

水素製造装置及び水素製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人太陽国際特許事務所
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-225671
特許番号:特許第6602941号
出願日: 2018年11月30日
要約:
【課題】改質器の起動時に所定の水素濃度に達していない改質ガスが水素精製器に供給されることを防止すると共に、装置全体の熱効率を向上させた水素製造装置及び水素製造方法を提供する。 【解決手段】水素製造装置10は、改質器12のおける改質ガスが所定の水素濃度に達していない場合には、第1開閉弁102を閉弁し、第2開閉弁104を開弁することによって、当該改質ガスをオフガスタンク112に供給し、オフガス還流管110を介して改質器12のバーナー26に供給して燃焼室25で燃焼させる。これによって、所定の水素濃度に達していない改質ガスが水素精製器90に供給されて製品水素の純度が低下することが防止とされると共に、燃料ガスとして改質器12のバーナー26に供給されることで、水素製造装置全体の熱効率が向上する。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 原料として供給された炭化水素を改質して水素を主成分とする改質ガスを生成する改質器であって、前記炭化水素を水蒸気改質する改質触媒層と、改質触媒層よりも下流側で前記改質ガスから一酸化炭素を除去する一酸化炭素除去部と、を有する改質器と、 前記改質器と接続され、前記改質ガスを製品水素と不純物であるオフガスとに分離して製品水素を精製する水素精製器と、 前記水素精製器から前記改質器の燃焼室に前記オフガスを燃料として戻すオフガス流路と、 前記オフガス流路上に設けられ、前記オフガスを一旦貯留した後、前記改質器に供給するオフガスタンクと、 前記改質器から前記水素精製器に到る改質ガス流路から分岐して前記オフガスタンクに到る改質ガス分岐流路と、 前記改質ガス流路における前記改質ガス分岐流路への分岐位置よりも上流側と、下流側又は前記改質ガス分岐流路のいずれか一方と連通し、他方と遮断する切換手段と、 前記改質器の前記改質ガスが流れる流路上で、前記改質触媒層と前記一酸化炭素除去部との間に配設され、前記改質ガスの温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出手段で検出された前記改質ガスの温度に基づいて、前記切換手段を制御する制御部と、 前記オフガス流路の前記オフガスタンクよりも下流側に設けられ、ガス流量を検出するガス流量検出手段と、 前記改質器の燃焼室に空気を供給する空気供給流路と、 前記空気供給流路上に設けられ、前記燃焼室に供給される空気流量を調整する空気流量調整弁と、 を備え、前記制御部は、前記改質ガスの温度と、前記ガス流量検出手段で検出された前記ガス流量に基づいて、前記空気流量調整弁を制御として前記空気流量を調整する水素製造装置。
IPC (2件):
C01B 3/38 ( 200 6.01) ,  C01B 3/56 ( 200 6.01)
FI (2件):
C01B 3/38 ,  C01B 3/56 Z
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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