特許
J-GLOBAL ID:201903006297295650

多孔質体中の溶液の電気伝導度推定装置、電気伝導度推定モデル構築装置および電気伝導度推定モデル構築方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 橘 和之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-080205
公開番号(公開出願番号):特開2019-190855
出願日: 2018年04月18日
公開日(公表日): 2019年10月31日
要約:
【課題】土壌溶液の電気伝導度を高精度に推定することが可能な非線形の推定モデルを簡便に構築することができるようにする。【解決手段】Rhoadesモデルについて固相の電気伝導度ECsが所定値であると仮定した上で、採取した土壌から測定された土壌水分量θ、土壌の電気伝導度ECaおよび土壌溶液の電気伝導度ECwを用いた線形回帰分析によって2つの伝導効率係数a,bを仮算出するパラメータ仮算出部12と、仮算出された2つの伝導効率係数a,bおよび仮定した固相の電気伝導度ECsを初期値として非線形回帰分析を行うことによって各値a,b,ECsを最適化するパラメータ最適化部13とを備え、最適値から比較的近い値を非線形回帰分析の初期値として与えることができるようにして、測定値の数が少ない場合でもRhoadesモデルの3つのパラメータa,b,ECsについて最適な組を得ることができるようにする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
多孔質体から測定された多孔質体の水分量、多孔質体の電気伝導度および多孔質体に含まれる溶液の電気伝導度の各測定値を複数組取得する測定値取得部と、 伝導効率一次係数、伝導効率二次係数および多孔質体に含まれる固体の電気伝導度である固相の電気伝導度を3つのパラメータとし、上記多孔質体の水分量、上記多孔質体の電気伝導度および上記多孔質体に含まれる溶液の電気伝導度を3つの変数とする非線形推定モデルについて、上記固相の電気伝導度が所定値であると仮定した上で、上記測定値取得部により取得された上記多孔質体の水分量、上記多孔質体の電気伝導度および上記多孔質体に含まれる溶液の電気伝導度の複数組の各測定値を用いた線形回帰分析によって、上記伝導効率一次係数および上記伝導効率二次係数の2つのパラメータを仮算出するパラメータ仮算出部と、 上記パラメータ仮算出部により仮算出された上記伝導効率一次係数および上記伝導効率二次係数と上記仮定した固相の電気伝導度の所定値とを上記3つのパラメータの初期値として、上記3つのパラメータと、上記測定値取得部により取得された上記多孔質体の水分量、上記多孔質体の電気伝導度および上記多孔質体に含まれる溶液の電気伝導度の複数組の各測定値とを用いた非線形回帰分析によって、上記3つのパラメータを反復計算により最適化するパラメータ最適化部と、 上記パラメータ最適化部により最適化された上記3つのパラメータを適用した上記非線形推定モデルを用いて、上記測定値取得部により取得される上記多孔質体の水分量および上記多孔質体の電気伝導度をもとに上記多孔質体に含まれる溶液の電気伝導度を推定する多孔質体溶液電気伝導度推定部とを備えたことを特徴とする多孔質体中の溶液の電気伝導度推定装置。
IPC (2件):
G01N 27/06 ,  G01N 33/00
FI (2件):
G01N27/06 Z ,  G01N33/00 Z
Fターム (7件):
2G060AA14 ,  2G060AC01 ,  2G060AC09 ,  2G060AE17 ,  2G060AF08 ,  2G060HC13 ,  2G060KA06
引用特許:
出願人引用 (4件)
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引用文献:
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