特許

J-GLOBAL ID：201903018314716000

排水の処理装置および排水の処理方法

発明者： 鈴木 重浩 ,  古屋 勇治 ,  坪井 伸貴 ,  高橋 宏幸 ,  稲垣 智亮 ,  和田 努 ,  前田 誠
出願人/特許権者： メタウォーター株式会社
代理人 (1件)： 特許業務法人 もえぎ特許事務所
公報種別：特許公報
出願番号（国際出願番号）：特願2013-187964
公開番号（公開出願番号）：特開2015-054271
特許番号：特許第6499390号
出願日： 2013年09月11日
公開日（公表日）： 2015年03月23日
請求項（抜粋）：

【請求項1】 並列に接続された同一形式の複数の反応槽と、 各反応槽に流入する窒素含有水の流量が同一となるよう制御する流量制御手段と、 各反応槽内において窒素含有水の流れに従って前記窒素含有水が含有するアンモニアが硝酸に硝化され、前記窒素含有水の流れ方向に沿った各位置で硝酸が所望の脱窒反応の進行度合いで脱窒されるように前記窒素含有水に対して前記流れ方向の略全域に亘って気体を供給する散気手段と、 前記複数の反応槽のいずれか1つの反応槽において、前記窒素含有水の流れ方向に沿った第1の所定位置で前記窒素含有水の硝酸濃度を5.0 mg/L以下に制御可能な位置に設けられ、前記第1の所定位置において脱窒反応の進行度合いを確認するため前記窒素含有水の硝酸濃度を測定する硝酸濃度測定手段と、 前記硝酸濃度測定手段が設けられた反応槽における前記第1の所定位置より下流側である第2の所定位置で当該反応槽の流出側近傍に設けられ、前記第2の所定位置においてアンモニア濃度が所定範囲内に収まっているか否かを確認するため前記窒素含有水のアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度測定手段と、 前記硝酸濃度測定手段により測定された前記窒素含有水の硝酸濃度に基づいて、前記第1の所定位置において硝酸が所望の脱窒反応の進行度合いで脱窒されるように、前記窒素含有水の流れ方向に沿った、前記硝酸濃度測定手段より少なくとも上流側を含む、前記硝酸濃度測定手段に起因する散気手段の制御が行われる区間における前記散気手段による気体の供給量を制御するとともに、前記アンモニア濃度測定手段により測定された前記窒素含有水のアンモニア濃度に基づいて、前記第2の所定位置において前記窒素含有水のアンモニア濃度が所定範囲内に収まるように、前記窒素含有水の流れ方向に沿った、前記硝酸濃度測定手段に起因する散気手段の制御が行われる区間に後続する区間であって前記アンモニア濃度測定手段より少なくとも上流側を含む、前記アンモニア濃度測定手段に起因する散気手段の制御が行われる区間における前記散気手段による気体の供給量を制御する第1の気体供給量制御手段と、 各反応槽内であって、前記散気手段による散気効果が発現するまでの区間を除く前記硝酸濃度測定手段に起因する散気手段の制御が行われる区間における前記第1の所定位置と同じ位置か又は異なる位置であり前記第1の所定位置に対応する第3の所定位置及び前記アンモニア濃度測定手段に起因する散気手段の制御が行われる区間における前記第2の所定位置と同じ位置か又は異なる位置であり前記第2の所定位置に対応する第4の所定位置に設けられ、前記第3の所定位置及び前記第4の所定位置において前記窒素含有水の溶存酸素濃度をそれぞれ測定する溶存酸素濃度測定手段と、 前記硝酸濃度測定手段及びアンモニア濃度測定手段が設けられた反応槽の前記第3の所定位置及び前記第4の所定位置において測定された前記窒素含有水の各溶存酸素濃度に基づいて、前記硝酸濃度測定手段及びアンモニア濃度測定手段が設けられた反応槽以外の他の反応槽の前記第3の所定位置及び前記第4の所定位置における溶存酸素目標濃度をそれぞれ設定する手段と、 前記硝酸濃度測定手段及びアンモニア濃度測定手段が設けられた反応槽以外の他の反応槽の前記第3の所定位置における前記窒素含有水の溶存酸素濃度の測定値が前記目標濃度と一致するよう、当該反応槽の前記硝酸濃度測定手段に起因する散気手段の制御が行われる区間における前記散気手段による気体の供給量を制御するとともに、前記硝酸濃度測定手段及びアンモニア濃度測定手段が設けられた反応槽以外の他の反応槽の前記第4の所定位置における前記窒素含有水の溶存酸素濃度の測定値が前記目標濃度と一致するよう、当該反応槽の前記アンモニア濃度測定手段に起因する散気手段の制御が行われる区間における前記散気手段による気体の供給量を制御する第2の気体供給量制御手段と、 を備えることを特徴とする活性汚泥を用いた下水処理装置。

IPC (2件)：

C02F 3/34 ( 200 6.01) ,  C02F 3/12 ( 200 6.01)

FI (5件)：

C02F 3/34 101 B ,  C02F 3/34 101 A ,  C02F 3/34 101 C ,  C02F 3/12 H ,  C02F 3/12 J

引用特許：

審査官引用 (2件)

• 下水処理場の曝気風量制御装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2004-005076   出願人：株式会社東芝
• 排水処理装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2009-074730   出願人：菅坂弘之, 趙鍾福