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J-GLOBAL ID：202002210233051040   整理番号：20A1909291

採取時期および予措条件の違いがチカラシバPennisetum alopecuroides(L.)Spreng.の種子発芽に及ぼす影響

著者 (7件)： 亀井碧 (和歌山大 大学院システム工学研究科) ,  中島敦司 (和歌山大 システム工) ,  川中一博 (タニガキ建工) ,  井上裕介 (ケイエフ) ,  吉原敬嗣 (紅大貿易) ,  湯崎真梨子 (和歌山大 産学連携イノベーションセ) ,  山田守 (SPTEC・YAMADA)
資料名： 日本緑化工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology)
巻： 46  号： 1  ページ： 111-114  発行年： 2020年08月31日 
JST資料番号： Z0839A  ISSN： 0916-7439  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： シカ不嗜好性が期待される在来草本チカラシバの種子の発芽促進方法を明らかにすることを目的に2017年10月,11月に採取した種子に対して5°Cまたは25°C,35°Cで乾燥処理,5°Cで湿層処理を行い,25°Cで発芽実験をした。その結果,採り播きでは,特に未熟な種子が多い10月種子の発芽率が低かった。11月種子では5°Cで2ケ月間の乾燥処理,25°Cで2ケ月間以上の乾燥処理,35°Cで1,2ケ月間の乾燥処理,また,5°Cで1ケ月以上の湿層処理を行うことで採取直後よりも発芽勢が高くなった。特に,5°Cでの湿層処理で休眠を解除すると3週間程度で高い最終発芽率に達すると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *チカラシバ属 ,  *採取 ,  時期 ,  種子予措 ,  *発芽 ,  乾燥 ,  *前処理 ,  植物生理 ,  *栽培試験 ,  地温 ,  照明 ,  土壌含水量 ,  種子発芽 ,  種子休眠

分類 (1件)： 飼料作物,草地  (FC03050J)

引用文献 (9件)：

• 1) 林 治雄・沢村 浩 (1988) チカラシバの登熟と発芽能力.九州農業研究, 50: 175.
• 2) 東村ユミ子 (2013) チカラシバ (Pennisetum alopecuroides (L.) Spreng.from.purpurascens (Thunb.) Ohwi). 日本緑化工学会誌, 38(4): 459.
• 3) 亀井 碧・友田誠也・上野山公基・川中一博・井上裕介・吉原敬嗣・湯崎真梨子・中島敦司・山田 守 (2017) 地域性種苗の播種量の違いが緑化草地における植被に及ぼす影響.日本緑化工学会誌, 43(1): 195-198.
• 4) 環境省自然環境局 (2015) 自然公園における法面緑化指針解決編 解説編. pp. 1-24.
• 5) 中村華子・宇津木栄津子・橘 隆一・福永健司 (2009) 長期間乾燥貯蔵した在来草本種子の発芽率推移. 日本緑化工学会誌, 35(1): 95-98.

タイトルに関連する用語 (5件)： 採取 ,  予措 ,  チカラシバ ,  Pennisetum ,  種子発芽