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J-GLOBAL ID:202002210366948349   整理番号:20A1939273

重み付き遺伝子共発現ネットワーク解析を用いた神経膠芽腫の発生に関与する免疫関連遺伝子の同定【JST・京大機械翻訳】

Identification of Immune-Related Genes Contributing to the Development of Glioblastoma Using Weighted Gene Co-expression Network Analysis
著者 (30件):
資料名:
巻: 11  ページ: 1281  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7074A  ISSN: 1664-3224  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:ヒト膠芽腫(GBM)の腫瘍微小環境(TME)は,かなりの免疫細胞浸潤を示し,このような細胞型はGBMの発症に広く関与することが示されている。ここでは,加重相関ネットワーク分析(WGCNA)を,GBMの進行に寄与する可能性のある免疫関連分子を同定するために,公的に利用可能なデータセット上で実施し,従って,潜在的治療標的として活用した。【方法】WGCNAを用いて,中国のGlioma Genome Atlas神経膠腫データセットにおける高相関遺伝子クラスターを同定した。有意なモジュールにおける免疫関連遺伝子は,その後,癌ゲノムAtlas(TCGA)とRembrandtデータベースで検証され,GBM発生への影響は,in vitroでの移動と血管模倣アッセイ,およびマウスにおける同所性異種移植モデル(GL261ルシフェラーゼ-GFP細胞)で調べられた。結果:WGCNAは14の有意なモジュールをもたらし,そのうちの1つ(黒)は免疫応答および細胞外マトリックス形成に関与する遺伝子を含んでいた。これらの遺伝子のGO免疫関連遺伝子セットとの交差は47の免疫関連遺伝子をもたらし,そのうち5つはGBMにおけるより悪い予後と発現の増加および関連を示した。これらの遺伝子の一つ,TREM1は,壊死周辺の偽柵状細胞の領域で高度に発現し,血管新生/低酸素で誘導された他の蛋白質と関連していた。THP1細胞由来のマクロファージにおいて,TREM1発現レベルは低酸素条件下で増加し,マクロファージM2分極のマーカーと関連していた。誘導マクロファージにおけるTREM1 siRNAノックダウンは,in vitroでGBM細胞における移動と血管模倣を促進する能力を低下させ,TREM1をブロックするLP-17ペプチドによるマウスの処理はGL261同所異種移植片の成長を阻害した。最後に,誘導マクロファージにおけるCSF1に対するサイトカイン受容体の阻害は,GBM細胞における腫瘍移動および血管模倣を促進する可能性も妨げた。結論:著者らの結果は,TREM1が神経膠腫患者に対する新しい免疫療法標的として使用できることを示した。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
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神経系の腫よう  ,  遺伝子発現  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
引用文献 (53件):

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