抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2Tbpsiの熱アシスト磁気記録において,10年間の情報保存に必要な熱揺らぎ指標K
umV
m/kTと異方性定数比K
u/K
bulkをグレインエラー確率Pを用いてビットエラーレート計算により評価する.Pの中の試行周波f
0は,Gilbert損失定数,Curie温度,K
u/K
bulk,グレイン体積,温度の関数であるが,f
0はこの計算に対しては定数と見なせる.Gilbert損失定数とCurie温度分散は情報安定性にあまり影響しない.一方,グレインサイズ分散,1ビットあたりのグレイン数n,平均キュリー温度T
cm,情報保存温度Tは情報安定性に大きく影響する.統計問題によりnの増加とともにK
umV
m/kTは減少するが,グレインサイズが小さくなるのでnの増加とともに大きなK
u/K
bulkが必要になる.また,T
cmの減少とともに大きなK
u/K
bulkが必要になる.ビットエラーレートはTの増加とともに急激に増加する.(著者抄録)