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J-GLOBAL ID：202002212180308390   整理番号：20A1978494

『徳川実紀』にみる江戸時代前中期の道路行政制度 -「橋梁」に関する事項に着目して-

GOVERNMENT REGULATIONS ON ROADS DURING THE EARLY AND MIDDLE EDO PERIOD AS SEEN IN TOKUGAWA JIKKI -A STUDY ON ENTRIES ON BRIDGES-

著者 (3件)： 西山孝樹 (日本大学 理工学部まちづくり工学科) ,  藤田龍之 (イムノサイエンス株式会社) ,  天野光一 (日本大学 理工学部まちづくり工学科)
資料名： 土木学会論文集 D2(土木史)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. D2 (Historical Studies in Civil Engineering) (Web))
巻： 76  号： 1  ページ： 51-70(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0266A  ISSN： 2185-6532  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,わが国の江戸幕府における「道路行政制度」のなかで,『徳川実紀』に掲載された「橋梁」に関する事項に着目した.その結果,『徳川実紀』に掲載されていた188事項を江戸幕府による政策ごとに分類した.最も多くの事項が掲載されていたのは「法制度」に関する116事項で,架橋や修理に携わっていた「職掌」,橋梁に異常がないか定期的に巡回を行うよう「維持管理」等が定められていた.次いで多かったのは,「架替および修理」に関する68事項であった.なお,「新規架橋」は「修理・架替」よりも少ない28事項で,約4割程度の記載に留まっていた.このようなことから,江戸時代前中期においては,維持管理に重きが置かれ,新規事業は抑えられていたことを明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *時期 ,  *文書 ,  *歴史 ,  *行政 ,  道路 ,  道路管理 ,  維持管理 ,  修理 ,  事業 ,  *橋 ,  道路行政
準シソーラス用語： *江戸時代 ,  新規事業 ,  徳川実紀 ,  法制度

著者キーワード (4件)： Tokugawa Jikki ,  Edo Shogunate ,  government regulations on roads ,  the bridges

分類 (2件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X) ,  橋梁工学一般  (RC06010Y)

引用文献 (30件)：

• 1) 土木学会編:明治以前日本土木史,岩波書店,1759p., 1936.
• 2) 三浦基弘,岡本義喬:日本土木史総合年表,東京堂出版,503p., 2004.
• 3) 西山孝樹,藤田龍之,天野光一:江戸時代前中期における『徳川実紀』にみる幕府の道路行政政策,土木史研究講演集,Vol. 38, pp. 167-181, 2018.
• 4) 西山孝樹,藤田龍之,天野光一:『徳川実紀』にみる江戸時代前中期の道路行政政策に関する研究,土木学会論文集 D2, Vol. 75, No. 1, pp. 13-31, 2019.
• 5) 小学館国語辞典編集部:日本国語大辞典〔第2版〕5,p. 236, 小学館,2001.

タイトルに関連する用語 (7件)： 江戸時代 ,  前中期 ,  道路 ,  行政 ,  制度 ,  橋梁 ,  着目