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J-GLOBAL ID：202002212207717968   整理番号：20A2524853

円形治具を用いた無機系補修材の付着強度試験方法の開発に関する基礎的研究

Fundamental Study on the Test Method for Adhesive Strength of Inorganic Repairing Material Using the Circle Fixture

著者 (4件)： 加藤諭 (鳥取大学大学院連合農学研究科) ,  八木沢康衛 (サンコーテクノ株式会社) ,  川邉翔平 (農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究部門) ,  緒方英彦 (鳥取大学農学部)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
巻： 88  号： 2  ページ： I_193-I_201(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現地で行う付着強度試験では,40 mm角形治具を設置し,コンクリートカッタで切込みを行う.しかし,カッタの刃形と治具形状の関係から治具辺長より長く井桁状に切る必要があるため,試験時および試験補修時の作業性,試験補修後の景観性に難点を有する.この解決案として著者らは,円形治具を設置し,コアドリルで切込みを行う試験方法を,現地で行う無機系補修材の付着強度試験方法として提案している.本論では,角形治具と円形治具を用いた付着強度試験を行い,角形治具に対する円形治具の優位性について検討した.その結果,両治具には応力分布に違いがあることが推察され,強度の低い材料で円形治具の付着強度は角形治具より大きくなることがわかった.そして,付着強度試験には,角形治具と同等かつばらつきの小さい付着強度が得られる直径45 mm円形治具が適切であることを明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *試験 ,  *ジグ ,  *修理 ,  ドリル ,  付着強さ ,  モルタル ,  コンクリート ,  カッタ ,  応力分布
準シソーラス用語： *円形治具 ,  *付着強度試験 ,  *無機系補修材

著者キーワード (10件)： 無機系被覆工法 ,  ポリマーセメントモルタル ,  付着性 ,  現地試験 ,  鋼製付着治具 ,  Method of covering inorganic material ,  Polymer cement mortar ,  Adhesion ,  Field test ,  Steel fixture

分類 (1件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S)

引用文献 (5件)：

• 浅野 勇(2016):無機系被覆工の付着強度試験に関する一考察,水と土,178,56-64.
• 加藤 諭,清水邦宏,金子英敏,八木沢康衛,兵頭正浩,緒方英彦(2018):異なる材料における角形治具と円形治具の付着強さの比較,平成30年度農業農村工学会大会講演会講演要旨集,544-545.
• 川上昭彦,浅野 勇,森 充広,川邉翔平(2016):基盤への切り込み深さが付着強度に及ぼす影響,第71回農業農村工学会中国四国支部講演会講演要旨集,73-75.
• 農林水産省農村振興局整備部設計課(2015):農業水利施設の長寿命化のための手引き.
• 農林水産省農村振興局整備部設計課施工企画調整室(2015):農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【開水路補修編】(案).

タイトルに関連する用語 (7件)： 円形 ,  治具 ,  無機系 ,  補修材 ,  付着強度試験 ,  開発 ,  基礎的研究