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J-GLOBAL ID:202002212828296686   整理番号:20A1430997

小型竹類の空間的ジェネット動態 遮光森林下層へのクローン拡大は一時的集団死後の再生に寄与する

Spatial genet dynamics of a dwarf bamboo: Clonal expansion into shaded forest understory contributes to regeneration after an episodic die-off
著者 (8件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 185-196  発行年: 2020年 
JST資料番号: U0708A  ISSN: 1442-1984  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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クローン植物が水平に広がり,ジェネット内の資源を共有する能力は空間的に不均一な環境において有利であると考えられてきたが,そのような形質がその広範な成功と優越性にどのように関係しているかの理解はまだ限定的である。寒冷温帯森林下層に優占する頻度の高い矮性竹類Sasa kuriensisを用いて,著者らは一時的集団死後の20年間にわたる個体群回復が根茎によるクローン拡大によってどのように増強されるのかを調べた。9m2区画によるジェネット個体群統計学での以前の解析から生産性の高いジェネットが生存し,横方向に広がり,生産性の低いものを置き換える可能性が高いことが分かっている。本検討では,バイオマス回復が初期に遅くて光の少ない微小環境におけるバイオマスの回復が周囲のより光の多い微小環境からより大きなスケールで生産的ジェネットの拡大によって支持されているかどうかについて検討した。著者らは光の少ない区画におけるバイオマス回復がクローン的にその区画に広がるジェネットによってより支持されていることを見出した。外部区画から広がるこのようなジェネットは元々そこで生じたものよりも大きな稈を生み出した。光の少ない区画のバイオマスに大きく寄与するジェネットはより光の強い微小環境から広範囲に広がるが,これらの区画で最初に生じたジェネットの空間的範囲は非常に制限されているので,クローン的拡大のパターンは光勾配に沿って一方向性と考えられた。本結果からより強い光から遮光された微小環境への生産的ジェネットのクローン的拡大は,S.kurensisにとって不均一な光環境にわたって増殖するのに重要である可能性が示唆される。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発生,成長,分化  ,  植物に対する影響 

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