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J-GLOBAL ID：202002214090712013   整理番号：20A2212764

電気化学的防食工法における電解質溶液の簡易給水方法の提案

PROPOSAL OF SIMPLE WATER SUPPLY METHOD FOR EXTERNAL SOLUTION IN ELECTROCHEMICAL CORROSION CONTROL METHOD

著者 (8件)： 齋藤淳 (安藤ハザマ 技術研究所) ,  西田孝弘 (国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所) ,  大即信明 (東京工業大学) ,  山本周 (九州電力株式会社 玄海原子力発電所) ,  森一顕 (安藤ハザマ 建築技術統括部) ,  林俊斉 (安藤ハザマ 技術研究所) ,  庄野昭 (株式会社コンクリート養生サービス) ,  庄司慎 (デンカ株式会社 特殊混和材部)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 76  号： 3  ページ： 171-188(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電解質溶液供給方法としての簡易な給水養生装置を用いた簡易給水方式の適用性に関し,(a)簡易給水方式の設計法,(b)溶液量・コンクリート面と陽極の距離・陽極材種類が補修効果に及ぼす影響,(c)実構造物への適用性,に着目して検討した.その結果,(a)では,数値流体解析に基づき吸引口位置や吸引機を選定する設計法を確立した.(b)では,再アルカリ化と脱塩効果には影響がないことを確認した.電着効果は,検討範囲内において浸漬方式ではコンクリート面と陽極の距離が離れるほど効果が高まるが,簡易給水方式では浸漬方式より短い距離で浸漬方式と同等の効果が得られ,その効果は網目形状の陽極材で特に大きかった.(c)では,実構造物に簡易給水方式を適用し,従来方式と同じ通電条件で同等の効果が得られることを実証した.(著者抄録)

シソーラス用語： *コンクリート構造物 ,  *陰極防食 ,  *電解質溶液 ,  異形鉄筋 ,  給水 ,  試験装置 ,  計算流体力学 ,  解析モデル ,  ソロネッツ化作用 ,  脱塩 ,  電着 ,  アノード ,  桟橋
準シソーラス用語： アルカリ化 ,  *鉄筋コンクリート構造物

著者キーワード (4件)： desalination ,  realkalization ,  electrodeposition ,  simple water supply method

分類 (1件)： 防食  (WB03040M)

引用文献 (12件)：

• 1) インフラ老朽化対策の推進に関する関係省庁連絡会議:インフラ長寿命化基本計画,2013.
• 2) 土木学会:電気化学的防食工法設計施工指針(案),コンクリートライブラリー107, 2001.
• 3) 古川幸則,庄野昭,齋藤淳:型枠取りはずし後のコンクリート浸水養生工法(アクアカーテン)の開発-鉛直壁面やトンネル覆工での給水養生-,土木学会建設技術発表会 2011, pp. 17-24, 2011.
• 4) Saito, A., Nishida, T., Yamamoto, S., Otsuki, N. and Shono, A. : Study on Application of Water Supply Curing System to Electro-Chemical repair, 39th Conference on Our World in Concrete & Structures, pp. 405-414, 2014.
• 5) 村上周三:CFDによる建築・都市の環境設計工学,東京大学出版,2000.

タイトルに関連する用語 (7件)： 電気化学 ,  防食 ,  工法 ,  電解質溶液 ,  簡易 ,  給水 ,  提案