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J-GLOBAL ID：202002214927048040   整理番号：20A2780010

ニーズの顕在化による天敵利用技術の普及可能性の検討 -広島県の露地ナス産地での社会実験を基に-

Diffusion Possibility of Natural Enemy Utilization Technology by Calling Attention to Hidden Needs: A Social Experiment at an Eggplant Production Area in Hiroshima Prefecture

著者 (3件)： 西濱健太郎 (広島県立総合技術研究所農業技術センター) ,  星野滋 (広島県立総合技術研究所農業技術センター) ,  山本和博 (愛媛大学大学院農学研究科)
資料名： 農林業問題研究(Web)  (Journal of Rural Problems (Web))
巻： 56  号： 3  ページ： 101-108(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0665A  ISSN： 2185-9973  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 潜在的必要性に注意を促すことによる天敵利用技術の普及可能性を明らかにするための社会実験を行った。特に著者らはチェンジエージェントと農家のために圃場における天敵と技術実証を観察する機会を準備した。この方式は認識を向上させ,天敵への関心を生み出すことを目的とした。結果として,チェンジエージェントにおいては技術継承が促進された。農家においては天敵への関心は強くなり,この技術を導入しようとする意志は高まった。逆に,チェンジエージェントにおいてはこの技術の促進行動と研究者とのネットワークにおける変化は限定的であった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 広島県 ,  ナス ,  意識調査 ,  *情報流通 ,  テクノロジートランスファ ,  *天敵 ,  生物的防除 ,  生物農薬 ,  カメムシ科 ,  *リーダ ,  *農業経営
準シソーラス用語： *チェンジエージェント ,  ヒメハナカメムシ ,  *技術普及 ,  普及指導員

著者キーワード (4件)： - ,  - ,  - ,  -

分類 (2件)： 技術教育・普及  (FA01040E) ,  農業経済,農業経営  (FB01020L)

引用文献 (9件)：

• デービッド・アーカー(2014)『ブランド論:無形の差別化をつくる20の基本原則』(阿久津聡訳)ダイヤモンド社.
• 井村岳男・神川 諭・松村美小夜(2012)「殺虫剤の使用状況が異なる露地ナスほ場におけるアザミウマ類等の害虫と天敵類の発生状況」『奈良県農業総合センター研究報告』43:31-37.https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010833813.pdf(2019年11月6日参照).
• 里見 純(2019)「天敵利用をめぐる海外の動向と我が国における展望」『植物防疫』73(1):41-46.
• 杉本久典(2008)「高知県での環境保全型農業への取り組みと技術的課題」『植物防疫』62(5):255-259.
• 西濱健太郎・坂本隆行・山本和博(2019)「農業技術の実需者視点からみる導入要因の解明-「浮き楽栽培法」を対象に-」『農林業問題研究』55(2):97-104.https://doi.org/10.7310/arfe.55.97.

タイトルに関連する用語 (8件)： ニーズ ,  天敵 ,  普及 ,  可能性 ,  広島 ,  ナス ,  産地 ,  社会実験