抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,ドローンの一種であるマルチコプターを用いた空間情報の把握が活発になってきた.そこで本稿はマルチコプターの有用性とこれから解決しなければならない課題について考察した.マルチコプターはヘリコプターの一種であり,ローターを複数持つ.このうち,ドローン(無人機)として運用されるものは無線操縦され,GPSや各種センサの働きにより,安定した飛行を実現している.マルチコプターの運用による空間情報把握の利点は,1.効率的に広範囲の空間情報を把握できること,2.時間的・空間的に高解像度に空間情報を取得できることである.他方,マルチコプター運用の課題として,1.マルチコプターのデータ解析には高額なソフトウェアが必要なこと2.GISの高い能力が要求されること3.予期せぬ事態や環境の影響を強く受け,時に簡単に墜落してしまうこと4.法的問題が残されていることを指摘した.(著者抄録)