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J-GLOBAL ID:202002219984913841   整理番号:20A1603823

還元糖による羊毛の着色における糖構造の影響

Influence of Sugar Structure on Coloration of Wool Fibers by Reducing Sugars
著者 (2件):
資料名:
巻: 76  号:ページ: 127-133(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: U0723A  ISSN: 2189-7654  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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グルコースのような還元糖とアミノ酸や蛋白質などのアミノ化合物の両方を含む食品は,加熱プロセスまたは発酵プロセスのような長期保存後に黄色または褐色になることを日常生活でよく経験している。これらの着色反応はMaillard反応,メラノイジン反応または褐変反応と呼ばれる。著者らの以前の研究で,羊毛,絹,および皮革のような蛋白質繊維も還元糖によって褐色に着色することが明らかになった。興味深いことに,異性体還元糖の各使用は,これらの蛋白質繊維の異なる着色濃度を与えた。例えば,D-ガラクトースにより着色した羊毛繊維は,D-グルコース,D-ガラクトースおよびD-マンノースのようなヘキソース中で最も深い着色を示した。本論文では,上記の結果の機構を明らかにするために,異なる炭素数またはヒドロキシル基の異なる立体配置を有する種々の還元糖を,それらの色前駆体として研究した。得られた結果は,水溶液中のそれらの鎖構造の安定性とそれらのヒドロキシル基の立体配置が,それらの着色濃度に大きく影響することを示した。その結果,テトロースの1つであるD-エリスロースは,ここで調べた還元糖中で最も深い着色を与えた。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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染色からみた染料 
物質索引 (4件):
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引用文献 (16件):
  • [1] T. Kawakami, K. Isama, H. Nakashima, T. Tsuchiya, and A. Matsuoka, J. Environ. Sci. Heal. A, 45, 1281 (2010).
  • [2] J. E. Hodge, J. Agric. Food Chem., 1, 928 (1953).
  • [3] Y. Tomoda, M. Nakamura, and Y. Yoshihiro, University of Tokyo Seisan Kenkyu, 7, 37 (1955).
  • [4] H. Kato and M. Fujimaki, J. Brew. Soc. Jpn, 63, 817 (1968).
  • [5] A. Hirata, S. Ishii, M. Yoshida, and T. Watanabe, <i>J. Food Sci. & Tech</i>., <b>21</b>, 499 (1974).
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