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J-GLOBAL ID:202002221675190418   整理番号:20A0214581

グルタミン酸作動性シナプスにおける社会的ストレス誘発シナプス後低応答性はPSD-ZIP70-Rap2経路により仲介され,不安様行動に関連する【JST・京大機械翻訳】

Social Stress-Induced Postsynaptic Hyporesponsiveness in Glutamatergic Synapses Is Mediated by PSD-Zip70-Rap2 Pathway and Relates to Anxiety-Like Behaviors
著者 (2件):
資料名:
巻: 13  ページ: 564  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7064A  ISSN: 1662-5102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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PSD-Zip70は,Rap2活性の調節によりグルタミン酸作動性シナプス形成と成熟を調節するシナプス後蛋白質である。PSD-Zip70ノックアウト(PSD-Zip70KO)マウスは,異常なRap2活性化を伴う前頭前野(PFC)において欠損したグルタミン酸作動性シナプス伝達を示す。前頭前野機能障害はストレス誘発性精神疾患の病態生理に関与するので,シナプス機能におけるストレス誘発性変化を調べるために,欝病の社会的デフェット(SD)ストレス誘発マウスモデルにおけるPSD-Zip70KOマウスを調べた。野生型(WT)マウスと比較して,PSD-Zip70KOマウスは,社会的活動,貧血および抑うつ行動のような抑鬱関連行動において,SDストレスに対してほとんど正常な反応を示した。しかし,PSD-Zip70KOマウスはストレス条件に関係なく不安様行動の増強を示した。錐体ニューロンの樹状突起棘の密度とサイズは,SDストレスに曝露されたマウスの内側PFC(mPFC)で減少した。Ser880におけるAMPA型グルタミン酸受容体(AMPA-R)GluA2サブユニットのリン酸化レベルは,SDストレスに曝露したマウスで顕著に上昇し,表面発現AMPA-Rsのインターナリゼーションを示し,シナプス後反応性を低下させた。シナプス後反応性における構造的及び機能的障害は,SDストレスに応答したRap2 GTPアーゼ活性化と関連していた。社会的ストレス誘導Rap2活性化は,SPAR/PDZ-GEF1との相互作用を介し,PSD-Zip70依存経路により調節された。特に,SDストレスなしでさえ,PSD-Zip70KOマウスのmPFCにおいて,Rap2活性化,樹状突起棘収縮および増加したGluA2リン酸化のような特徴が観察された。著者らの以前の結果と共に,本知見は,グルタミン酸作動性シナプスにおけるSDストレス誘発性シナプス後低反応性がPSD-Zip70-Rap2シグナル伝達経路により仲介され,不安様行動と密接に関連することを示唆する。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
中枢神経系  ,  神経の基礎医学 
引用文献 (61件):

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