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J-GLOBAL ID：202002223107068034   整理番号：20A2181077

高分子科学最近の進歩 二酸化炭素とエポキシドの交互共重合における最新動向

著者 (2件)： 本田正義 (東京理大 工) ,  杉本裕 (東京理大 工)
資料名： 高分子  (Polymers)
巻： 69  号： 10  ページ： 535-538  発行年： 2020年10月01日 
JST資料番号： F0168A  ISSN： 0454-1138  CODEN： KOBUA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・CO₂とエポキシドの交互共重合による脂肪族ポリカーボネート合成の最近の進歩を要約。
・重合触媒については,Coサレンおよびポルフィリン触媒に加えて,各種配位子をもつCr,Al,Fe,Ni,Zn,B系触媒,二核Co錯体およびバイメタル系触媒系を解説。
・脂肪族ポリカーボネートの熱機械的性質の改善のため,立体的に嵩高い側鎖基を有するエポキシド基は,ガラス転移温度を劇的に改善。
・立体規則性の制御およびステレオコンプレックスの形成は,非晶質高分子では観察できない結晶性を実現。
・脂肪族ポリカーボネートの側鎖へのヒドロキシ基またはカルボキシル基の導入は,興味深い親水性-疎水性相互作用および熱的特性を付与。

シソーラス用語： *二酸化炭素 ,  *環状エーテル ,  *交互共重合 ,  交互共重合体 ,  脂肪族ポリカーボネート ,  二酸化炭素固定化 ,  重合触媒 ,  Schiff塩基錯体 ,  アゾメチン ,  イミド錯体 ,  金属ポルフィリン ,  コバルト錯体 ,  グリーンケミストリー ,  ステレオコンプレックス ,  立体規則性 ,  立体特異性重合 ,  不斉重合 ,  触媒調製 ,  触媒活性 ,  クロム錯体 ,  アルミニウム錯体 ,  亜鉛錯体 ,  キレート化合物 ,  キレート化 ,  開環重合 ,  不斉配位子 ,  遷移金属触媒 ,  酸化セリウム ,  光学活性高分子 ,  芳香族化合物 ,  酸素複素環化合物
準シソーラス用語： *エポキシド ,  オキセタン誘導体 ,  サレン錯体 ,  セリウム触媒

分類 (4件)： 環化反応,開環反応  (CF02050I) ,  触媒の調製  (CB06110P) ,  不均一系触媒反応  (CB06100E) ,  その他の高分子材料  (YH07150C)

物質索引 (16件)： (1R,4S)-2-オキシラニルビシクロ[2.2.1]ヘプタン ,  1,4-ブタンジオール ,  2,2′-[(シクロヘキサン-1,2-ジイル)ビスニトリロメチリジン]ビス(4,6-ジ-tert-ブチルフェノール) ,  2-(1-アダマンチル)オキシラン ,  3,3′-ビス[[[(1R,2R)-2-[(2-ヒドロキシ-3-メチル-5-tert-ブチルベンジリデン)アミノ]シクロヘキシル]イミノ]メチル]ビフェニル-2,2′-ジオール ,  8,24-ジフェニル-10,22-ビス(トリフルオロメチル)-7,11,21,25-テトラアザペンタシクロ[24.2.2.2^3,6.2^12,15.2^17,20]ヘキサトリアコンタ-1(28),3,5,7,9,12,14,17,19,21,23,26,29,31,33,35-ヘキサデカエン ,  オキセタン ,  グリシジルベンジルエーテル ,  シクロヘキセン4,5-エポキシド ,  シクロヘキセンオキシド ,  スチレンオキシド ,  トリメチレンカーボネート ,  プロピレンオキシド ,  リモネンオキシド ,  ヘキサメチルジシラザン ,  安息香酸グリシジル

引用文献 (36件)：

• S. Inoue, H. Koinuma, and T. Tsuruta, J. Polym. Sci. B Polym. Lett., 7, 287 (1969)
• S. Inoue, H. Koinuma, and T. Tsuruta, Makromol. Chem., 130, 210 (1969)
• C. T. Cohen, T. Chu, and G. W. Coates, J. Am. Chem. Soc., 127, 10869 (2005)
• H. Sugimoto and K. Kuroda, Macromolecules, 41, 312 (2008)
• D. J. Darensbourg, W Chung, A. D. Yeung, and M. Luna, Macromolecules, 48, 1679 (2015)

タイトルに関連する用語 (5件)： 高分子科学 ,  二酸化炭素 ,  エポキシド ,  交互共重合 ,  最新動向