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J-GLOBAL ID：202002224316116522   整理番号：20A0987341

軟岩の膨潤と強度低下を考慮した弾塑性時間依存モデルと変状トンネルへの適用

VISCO-ELASTO-PLASTIC MODEL FOR SWELLING AND SQUEEZING GROUND FOR DEFORMED TUNNEL

著者 (3件)： 奥井裕三 (応用地質株式会社 メンテナンス事業部) ,  西村和夫 (首都大学東京) ,  砂金伸治 (首都大学東京 都市環境学部)
資料名： 土木学会論文集 F1(トンネル工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F1 (Tunnel Engineering) (Web))
巻： 76  号： 1  ページ： 1-20(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0289A  ISSN： 2185-6575  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは,これまでに岩石の吸水膨張(膨潤)と強度低下を組み合わせた弾完全塑性モデルを提案し,実際に供用後のトンネルで顕在化した側壁の押出しを伴う盤ぶくれをよく再現できることを確認した.本論文では,さらに,時間項を導入し,緩慢に進行するトンネル変状をその時間的な進展も含めて再現することを試みた.そして,実際の変状トンネルに適用し,時間に依存した変状の進展において,その途中段階や対策工施工時の掘削などの挙動も含めて再現できることを示した.すなわち,変状の時間的な進展の途中で,対策工を適用した場合の変状抑制効果と適用した対策工や既設覆工の安定性について定量的に評価できることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *山岳トンネル ,  地山 ,  トンネル掘削 ,  状態 ,  *盤膨れ ,  側壁 ,  押出 ,  軟岩 ,  膨潤 ,  解析モデル ,  *弾塑性解析 ,  歪 ,  高速道路 ,  道路トンネル
準シソーラス用語： *膨張性地山 ,  変状 ,  弾塑性モデル ,  粘弾塑性 ,  時間ステップ ,  膨張ひずみ ,  再現解析 ,  対策工

著者キーワード (4件)： deformed tunnel ,  swelling ,  squeezing ,  time dependent numerical model

分類 (5件)： トンネル工学一般  (RC05010R) ,  トンネル工事  (RC05031E) ,  ずり処理,支保工,覆工  (RC05040Y) ,  岩盤力学一般  (HE01000A) ,  塑性力学一般  (HC03010T)

引用文献 (32件)：

• 1) 奥井裕三,太田裕之,早川泰史,伊佐治晋:緩慢に進行する盤ぶくれ現象の調査とトンネルの安定性に関する一考察,土木学会トンネル工学報告集,第20巻,pp. 85-92, 2010.
• 2) 片寄紀雄,松本武海,輿石逸樹:緩やかな膨圧現象と付き合って30年,JR信越本線塚山トンネル,トンネルと地下,第28巻 3号,pp. 7-15, 1997.
• 3) 宮沢一雄,安田賢哉,菊池慎司,鶴原敬久:路面隆起が徐々に進行するトンネルの変状調査と再現解析-磐越自動車道鳥屋山トンネル-,トンネルと地下,第47巻 3巻,pp. 33-43, 2016.
• 4) 奥井裕三,西村和夫:岩石の吸水膨張と強度低下を考慮した山岳トンネルの変状再現モデル,土木学会論文集 F1(トンネル工学), Vol. 74, No. 1, pp. 40-51, 2018.
• 5) Owen, D. and Hinton, E. (訳者代表,山田嘉昭): 塑性の有限要素法-材料非線形有限要素法-,科学技術出版社,1988.

タイトルに関連する用語 (6件)： 軟岩 ,  膨潤 ,  強度低下 ,  弾塑性 ,  時間依存 ,  モデル